言論弾圧事件に関する小川恵一学長らへの通告(商学部・平 智之)
小川恵一学長 殿
同報 川内克忠商学部長 榊原徹総合理学研究科長
前略 去る2月7日付けで、部局長会議での貴殿らの佐藤真彦教授に対する言論弾
圧の試みに関し、私が佐藤教授からの事実申立てを教員組合員に周知し、同11日付
けで永岑三千輝教授が小川学長と川内商学部長宛に「公開質問状」を出しましたが、
1週間経過してもまだご返答はないようです。
これに関し、私は総務局主管の横浜市史編集委員(今年度限りで辞任予定)の業務
に関し、担当の同局法制課長への公務上の返信を2月9日付けで致しました。それに
際し、同課の本務は横浜市の条例・規則等の憲法以下の国法との適合・調整等にあ
りますので、以下の文面で、この間の貴殿らの行為を非公式に通報しておきました。
先日もご通告いたしましたが、今後予想される、貴殿らとの法的係争の前段として
お知らせしておきます。早々
2003年2月19日
商学部教授 平 智之
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総務局法制課長 様 【非公式の申入れなので実名省略】
(前略)
それはともかく、ご本務に関してこの機会にお願い申し上げます。上記ホームペー
ジで改めてご参照いただきたいのですが、実は、小川恵一学長自らが陣頭に立って市
大LAN(メール・ホームページ)上の教員の「言論抑圧」を指揮しようとしていると
いう、日本国憲法に抵触しかねない大事件が先週に発覚しました。ご職務の総務局法
制課は、国の「内閣法制局」に相当する部署でしょうから、横浜市役所の一機関たる
市立大学の評議会が、今後万が一、日本国憲法第21条(言論・表現の自由、検閲の
禁止)に違反し、同81条(最高裁判所の法令審査)に基づき「違憲判決」が下され
るがごとき「大学規則」などを制定した場合は、よろしく貴課が「内部審査」で差し
止めていただけますように、あらかじめお願いしておきます。
(後略)
2003年2月9日
横浜市立大学商学部教授 平 智之