緊急声明(200336)(転送・コ ー用ファイル)

 

去る2月27日に公表された「市立大学の今後のあり方懇談会」の答申には、大学で教育・研究に携わっている私たちには、どうしても受け入れることのできないさまざまな内容が含まれています。
 たとえば、「市費による研究費負担は原則として行なわない」という点です。
 大学における研究と教育は表裏一体のものです。
 特に理科系の学問においては、学生とともに「研究」を行なうことこそが最良の「教育」なのであって、両者を切り離して教育だけを行なう大学というものはあり得ません。
 私たち自身も決して横浜市立大学の現状に満足しているわけではありません。
 よりよい大学を作るために大学改革は不可欠のことと考え、その案を練っています。
 しかし、私たちはこの答申をそのまま、長い歴史と伝統を持つ横浜市立大学の改革に反映させることは、どうしてもできないと考えます。
 

2003年3月6日
   横浜市立大学総合理学研究科
        八景研究科委員会

【付帯事項】
緊急声明の決議文を,直ちに榊原徹研究科長を通じて小川恵一学長に提出し,学長が決議文の主旨に沿ったアクションをとるように研究科長が責任をもって要請すること