大学改革問題講演会

「評価」のための研究は

大学をどこへ導く

 

――イギリスの大学の経験から1980〜2000――

 

 

国立大学法人法案の成立をめぐって大きく揺れ動いている日本の大学。日本の大学はいったい今後どうなるのだろうか。それを占う上で参考になるのがイギリスだ。イギリスでは、サッチャ−政権以降、政府が教育体系に大きく介入し、大学をめぐる環境は様変わりした。その焦点になったのが、今まさに日本の大学でも問題になっている「評価」だ。「評価」の書類作成のための膨大な労力、教員のランク付けによる信頼関係の低下、イギリスの大学ではこうしたことがおきているという。

 「評価」のための研究は日本の大学をどこへ導くのか。このことをひろく議論するために、私たちはシンポジウムを企画した。シンポジウムでは、イギリス高等教育研究の第1人者である秦由美子さんをお招きし、またこの問題に詳しい研究者の方にも加わっていただき、日本の現状をふくめて討論をする予定である。

 

日時:5月29日(木)

16時から18時30分

場所:横浜国立大学

教育文化ホール

講師:秦由美子(滋賀大学助教授)

討論参加者:

 ロバート・アスピノール(滋賀大学助教授) 

E・H・キンモンス(大正大学教授)

参考文献:秦由美子『変わりゆくイギリスの大学』学文社、2001年

     秦由美子『イギリス高等教育の課題と展望』明治図書出版、2001年

 

     主催:大学改革のあり方を考えるフォーラム実行委員会

              よびかけ人  加藤千香子(教育人間)、大門正克(経済)

                        山下正毅(経営)、三井逸友(環境情報)

                       田代洋一(国社、横浜国大生協理事長)

 

Photos taken by K.Yamazaki, except for the Flag