教員組合ニュース(号外) 

2003年8月18日発行

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横浜市立大学教員組合 編集・発行

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学長会見特集号

 

2003年7月30日18時より、定例の学長会見がおこなわれました。諸般の事情により通例より非常に遅い時期の開催となりました。以下、その記録を掲載いたします(教員組合の「質問」の詳細については6月26日提出の「質問・要望書」をご参照ください)。

出席者:小川学長、柴田副学長、奥田副学長(事務局)高井事務局長、中上総務部長、葛西総務課長、佐野学務部長、小泉人事係長、田辺係員(組合執行委員)藤山、小城原、浮田、上野、岩崎、唐沢、野坂、坂口、鞠(オブザーバー)和仁、北原

 

1】市大改革に関して

 

<質問1−5への回答>

 

(質問1)@市大の現状の何が問題と考えるか?

(学長)問題点は運営面について。学部の利害が中心で、全学的視点を欠く。学長・学部長の権限が明確でない。教育研究については、ともすれば個々の教員に委ねられていて大学としての基本的な方針が明確でない。

A改革の際の基本的な理念は?

理念は2つ。市にとって意義があり、納税者から支持され、問題を抱えた市民の頼りになる大学になる。変革する社会の要請に力強く応えていくことを基本とし、本学を「タフなニュー」大学に再生させる。

 

(質問2)@「『あり方懇』答申を踏まえる」ということの意味は?

(学長)「あり方懇」答申で出されたものを議論しながら大学の改革案に反映していきたい。「踏まえる」とは、議論して「あり方懇」答申が納得ができれば採用するし、そうでなければそれを乗り越えることを意味する。

A「あり方懇」答申を比較検討の際の基準にする根拠は?いかなる理念に基づくか?

さまざまな課題が検討され60項目にわたり言及されている。こういった意味で今後改革案を検討していく際に大学改革戦略会議や将来構想委員会など、学内の議論を生かし、あり方懇の答申の方向性を見据え、十分に議論し改革案をまとめていこうとするもの。

 

(質問3)「あり方懇答申に対する要望」に関して二学部、一研究科の反対決議をどう受け止めるか?

(学長)厳しい経済、社会情勢のもと、市立大学が生き残りをかけて、全学をあげて大学改革を進めようとしている中、従来の学部の考え方にとらわれることは非常に残念なことだと思う。当該要望は各部局長から意見を受け、私と副学長とでとりまとめたもの。

 

(質問4)リベラルアーツ・カレッジを目指した三学部統合案についての評価は?

(学長)三学部統合案についての学長としての評価はまだ十分に固まらないので控えたい。

 

(質問5)「学長声明」において「独立行政法人化を念頭に」と述べているが、「念頭に」おくということの含意は?

(学長)独立行政法人には大学改革推進の上で様々なメリットがある。今後、改革案を検討して、法人化が必要であるとなれば、それが改革案に盛り込まれる。メリット・デメリットについて議論し、そのことを十分考慮した上で盛り込むべきならば盛り込む。有力な選択肢の一つである。

 

(質問6)「法人化することで大学の自由度が増す」と話されているが、いかなる意味で「自由度が増す」と主張できるか、具体的に答えて下さい。

(葛西)地方独立行政法人法では、第3条3項に独立行政法人の業務運営における自主性が配慮されねばならないとされている。第20条では職員の任命について、第57条に職員の給与について、第77条で審議機関などが規定されており、柔軟な人事経営制度により経営意欲の喚起や、より優秀な人材の確保ができる。

 

<質問1-6についての質疑応答>

(浮田)リベラルアーツ・カレッジをどう認識しているか?

(学長)そのシステムを十分研究していなかったが、だいたいどういうものかは分かっている。非常に重要なのはHarvard大学。ハーバード大学はFaculty of Arts and Sciences (FAS)というが、それが一つ。他にもリベラルアーツ・カレッジとして有名なのがいくつかある。日本でもリベラルアーツをやっている大学があり、津田塾大学、東京女子大学、ICU等。

(浮田)学費の問題(他大学の数倍から十数倍)をどう考えているのか。また、アメリカでは、リベラル・アーツカレッジの欠点が、多くの学者から指摘され、存在の危機にあるが、どう考えているのか。

(葛西)その部分は検討中なので評価は控えたい。

(上野)検討中ということは、キービジョンとして使えないのか?どのようなメリットがあるか示してほしい。

(中上)アメリカの大学イコールあり方懇と思わないでいただきたい。それはアメリカとしての形であり、我々は市大にあったリベラルアーツをこれから議論してペーパーで示す。幹事会で議論中なので、今は示すことはできない。

(上野)今青写真があってしかるべきだと思っている。これはキーワードとしてここに基づいてやっていこうとしていると理解していいのか。

(中上)市大にあったリベラルアーツとはこういうものだと考え方をまとめて必ず示すので、いま示し方の議論をしているところだ。

(学長)中上部長のいうように、アメリカのリベラルアーツ、例えばハーバードの真似をしようとしても、真似ができない。他のリベラルアーツ・カレッジ、例えばアマーストは授業料が年400万円で、これも真似できない。市大型でなおかつ一級国の日本としてふさわしいリベラルアーツ・カレッジとはいったい何だということを勉強の最中だ。

(上野)今青写真があってしかるべきだと思っている。これはキーワードとしてここに基づいてやっていこうとしていると理解していいのか。

(中上)市大にあったリベラルアーツとはこういうものだと考え方をまとめて必ず示すので、いま示し方の議論をしているところだ。いま学長はプロジェクトRの議長として議論をやっているので、自分の考え方と、全体の中で議論している中で、受け取る方は混乱するので待って下さいといっている。今まさに学長という立場であり、議長という立場であるので個人的な見解は控えさせていただきたい。

(藤山)リベラルアーツ・カレッジというのは様々な選択肢のあるなかの一つの選択肢にすぎないというふうにとって良いのか?それともリベラルアーツ・カレッジを大きな一つの柱としてたてた上で、様々な問題を検討して示す、そういう風に考えられるのか?

(中上)単なる選択肢のひとつではない。

(岩崎)先ほど例に挙げた津田塾・東女なりあるが、そこは三学部統合など、学部をまとめるという話はない。モデルとしていかがなものか。

(学長)東京女子大学は一つの学部になっている。文理学部一つである。

(北原)私はそこの卒業生だが、中は英米文学科、日本文学科と分かれている。

(学長)それは研究してあり、科で構成してある。

(北原)教養段階ではたしかにリベラルアーツという形で人文・社会・自然科学という教育を受けるが、卒業する段階では専門教育が優先している。

(浮田)もう一度聞いておきたいのだが、三学部統合案に対する評価だが、受験生にとってわかりにくくなる、卒業生も就職する際、学生が何を学んできたのかわかりにくいという問題をどうするのか。

(学長)それは非常に重要な、考えなくてはいけない問題として当然考えてある。入学者にもわかりやすい、卒業生を採用する方にもわかりやすい、そういう構成にしてある。

(藤山)今のお話だと、どういう内容をもりこむかということについて、相当努力を要されているということだと思うが、三学部統合案を基本的な柱にして今構想していると理解してよろしいか。そこが見えてこないので質問している。様々な選択肢の一つなのか、それともそれが非常に大きな方向性として出ているのか。そのあたりについて伺いたい。

(学長)三学部統合という、この統合という言葉にこだわっていらっしゃるようだが、その中に色々なものがある。お金のかかるアマーストのようなリベラルアーツ・カレッジはできない。そういう制約のもとでしっかりした人材を育成する教育機関としてどういうものができるかを検討している。

 

<質問7−10への回答>

 

(質問7)幹事会における検討スケジュールで教員の意見を聴取するシステムがないが、教員の個別意思を教授会で十分に聴取する必要があるのではないか?

(葛西)5月に開催された臨時評議会の時に、大学改革推進委員会(プロジェクトR)の設置が認められた。評議会は、プロジェクトRに、大学改革中期プランと大学改革中期アクションプランの権限を認め、評議会の議を経て学長と局長が最終決定を示すことに決めた。プロジェクトRではない教員の皆さんも改革への意見があればお寄せ頂きたい。

 

(質問8)「市立大学改革推進・プラン策定委員会幹事会」の審議の過程は広く公開すべきではないか?

(葛西)プロジェクトR幹事会の委員が、その学部の利益代表としてではなく、全学的視点で議論する必要があることから、議事概要という形でのみ情報を公開している。

 

(質問9)学生に対する説明が必要ではないか?

(葛西)学生たちの不安を煽るようなアンケートなどが行われていることを耳にするが、残念である。情報は、周知をはかっている。学生アンケートの実施なども行ってきた。

 

(質問10)神奈川新聞のインタビューに対して、「今ある大学の機能を低下させないで改革を進めて生きたい」、「目先のことだけやっていると、すぐ古臭くなってしまう。10年先をにらんだ教育を授けたい」と答えている。この視点を最後まで堅持されたい。

(学長)私は今でもその信念は変わらない。変革が激しくなっている今の時代の中で、正しい判断で行動していく、そういう人材を育成したい。

 

 

<質問7-10に関する質疑応答>

(小城原)プロジェクトRでない教員もご意見をお寄せいただきたいといったが、ディスカッションがどうなっているか全く秘密にしておいて意見を寄せろと言う方がおかしい。

(高井)すでに、あり方懇談会、将来構想委員会、大学戦略会議で議論していることも踏まえて、検討していくという大前提があることを考えてほしい。意見があるならば、是非メールにいれてもらいたい。全然入っていない。関心がないのかなと思う。

(小城原)関心がないのでなく、ほとんど情報が入ってこない。実質的にあり方懇の答申をもとにして、どのように改革をするか、実際問題あり方懇について反対意見があったのに、それを取り込んでいないではないか。個人的なメールでなくても、教員の意見を教員組合が集約して出しているはずなのだが。メールでなければ受け付けないということか?

(中上)そうではない。例えばこういう場もある。例えば市長部局で横浜市立大学のあり方の検討をしているのに対し意見を言うルートもある。組合というルートもあるが、直接意見をいうルートにさえ意見が出てきていない。

(藤山)プロジェクトRが立ち上がるとき、評議会において疑義が出され「評議会の経て」最終的に学長と局長が決めると表現された。あの表現では、教授会の審議についてどういう位置づけをされるのか。大学の自治というのは基本的に教授会が重要な地位を担う。そうすると教授会の構成員にその情報を提供して、その構成員の意志をどれだけ吸い上げるかということが基本的には重要である。今の事務局の話では、教授会といったシステムについては全く触れられていない。

(学長)プロジェクトRは、多くの話題を詳しく議論しなくてはならない。幹事会の元になる親委員会があり、そこには各学部の部局長が入る。親の委員会で議論して、最後は評議会の議を経て局長と私がまとめる、というプロセスになっている。部局長は皆さんの学部で選ばれた方々だから、学部の意見を代表していると考えられるし、皆さんから選ばれた方々だからその方が責任をもって各教授会にそれを伝えて議論するというのが当然。

(藤山)そのお答えは予測していましたが、この2カ月、教授会の中で大学改革について全く報告もされず議論さえできない状況である。議論される素材がない。ですから議論をしていない。もしも教授会で議論して、教授会の意見が明確であればそれを学部長が提出する。だから教授会を代表するということになるが、そうなっていないことの問題点がある。学部教員の意志をどうくみあげるかという方法をやはり学長が努力して作り上げる必要がある。今のシステム、学部長がいて代表性があるからというだけではすまないと思う。

(学長)将来構想、戦略会議、あり方懇、独法化と、非常に内容がこみ入っている。情報公開したいと考えているが、どの段階で公開すると一番いいのか頭を痛めている。

(中上)18日に大枠での考え方を示すが、これは中間報告ではない。

(藤山)中間報告という性格のものはいつごろできるのか。

(学長)基本的なまとめというよりも、9月中にある種の中間報告、非常にファイナルに近い中間報告を9月中と。10月までに出せといわれている、deadlineだから、それは守らない限りは無能だといわれてもしようがない。それは守り、その範囲で。一ヶ月くらいは余裕を持ってまとめようと。

(浮田)「学生の不安を煽るアンケートは残念だ」とあるが、これは何のことか。

(中上)アンケートを見たときに、私が残念でならなかったのは、質問の仕方が非常に誘導的であること。例えばリベラルアーツについて、アメリカの考え方だけをとらえて、メリット・デメリット一行で言って回答を誘導している。我々は廃校などと言っていないのに、市長も選択肢として残すために大胆な改革と言っているのに、廃校という受け止め方をする学生もいるような項目だ。

(浮田)教員組合はそのようなアンケートは実施していません。

(中上)様々なアンケートで、例えば今言っているのは、学生有志のアンケート。

(藤山)教員組合は関係ない。それはミスリィーディングだ。ここの議論とかみあわない。

(中上)今あえて話したのは、先ほどのリベラルアーツでも、アメリカの考え方でやると話していないのに、先入観で受け取られるのはいやだと言いたかったからだ。

(浮田)中上氏はアメリカのリベラル・アーツカレッジを先入観として持つなといいましたね。でも、そもそも先にアメリカの、実際には失敗したリベラル・アーツカレッジ構想の理想的な点だけを学生に伝えて、こういう大学があった方がいいか、ない方がいいのかを聞く、でたらめなアンケートをやったのは、プロジェクトRのメンバーだということは、認めますね。先ほど中上さんの方から教員組合が恣意的なアンケートをやったようだと。

(中上)ごめんなさい。それは訂正します。

(浮田)プロジェクトR・アンケートの7番8番の質問項目は学長、学者としてどういう風にお考えか?

(学長)よく覚えていないが、目を通した。

(浮田)目を通して、本当にこんなアンケートをとっていいと思ったのか。非常に遺憾だ。

(学長)8人くらいで項目を検討してもらい、私も見てこれで結構と思い、意見もいったが、そんな恥ずべきことだと感じない。

(浮田)このアンケートはひどい。プロジェクトRの大失態というだけではなく、これを学長が認めてやらせたと言うことは市大の恥といって良い。

(上野)先ほどアメリカ型は取らないとおっしゃった。アメリカのリベラル・アーツカレッジの、実際には今は批判の方が多いのに、アメリカのリベラル・アーツカレッジが理想的であるような説明をして強い印象を与えたあと、リベラル・アーツカレッジをどう思うか聞いている。

(学長)この時点ではリベラル・アーツについては十分理解していなかったことがあるが、要するに学問の体系をゆるめるということはいいことではないか。日本は学部で拘束されて、入学したらそれでずっとやっていかなければならない。それを緩めることにしたらどうかと学生に聞いているのが、そんなにまずいことなのか。

(藤山)それを市大の学生に聞いていることが、問題だ。今学生が考えたいこと、問いたいことは何かというと、大学がどうなるかということだ。その時に一般論でこういうことを聞くと、これは私は賛成したいとなる。市大改革に関して、今ひとつの可能性あるいは選択肢としてこういう問題がでてきているという問い方をしたら、答え方は全く違ってくる。これは一般論で聞いて賛成となるのが当たり前の考え方である。

(中上)このアンケートの回答から、我々が、リベラル・アーツについて学生さんの意見をとらえるとは考えていない。これを根拠としてリベラル・アーツ化をなどという使い方はしないつもりだ。

(浮田)6/16の神奈川新聞に載った、学長の信念は変わらないという点は本当に信じてよろしいですか。

(学長)信じてください。

 

2】機構改革に伴う諸問題に関して (時間の制約につき、一部の回答)

 

<質問1−3についての回答>

 

(質問1)本年度より実施された機構改革について、本質的に教員の職務とは考えられない事務作業が教員に要求されるような事態は回避されるべきではないか?

(葛西)学部事務室の廃止などによって、教学に関する事務効率化をはかるのが目的。現時点では大きな問題が生じているとは認識していない。

 

(質問2) パソコン処理に関わる問題に関して、移行措置を採用すべきではないか?

(葛西)ご指摘の問題は、機構改革の問題とは別と存じます。

 

(質問3)事務機構改革に伴う問題を洗い出すため、教員・職員による検討委員会を作るべきでないか?

(葛西)個々の問題に対しては個々で対応しており、特段委員会の設置は考えていない。

 

<質問1-3に関する質疑応答>

(浮田)大きな問題が生じているとは認識していないと言うのは、認識が足りないということか?

(葛西)問題というか、個々に整理していかなくてはならない、ということはある。それは、それぞれのところで対応している。

(浮田)(質問2)について、機構改革は関係ないということで片づけられたが、こちらの要求に対してはどういうような対応を考えているのか?

(中上)例えばパソコンの習熟度をどうしたらいいかということだが、例えば横浜市で実施しているパソコン研修に教員の皆さんも参加できる。

(鞠)書類を要求するのはホームページからダウンロードするのでよいとすませることではなく、パソコンを使わない先生であっても、書類を配ることをすれば時間も節約できるので、そういうサービスをしていただきたい。

(中上)よく分かりました。アナログでしかできない方には、きめ細かくメールで送るのとペーパーでもやる、そういった気配りはおっしゃったとおりよく分かります。

(浮田)小さな問題があるということはお認め頂いたと考えて、個々に整理しなければいけない点があるとするならば、検討委員会を設置しないという断言ができる根拠はどこにあるか?

(小川)実は学術情報センターの件でも問題が起きている。いろいろ私は話を聞いているが、現場で話し合って解決できる問題もあればそれを超えた問題もある。私は、まず現場で話し合って解決できる問題は現場で解決してほしい。なかなかうまくいかないものも、それは親委員会の方で議論しているはず。個々の問題を矮小化して、教員に押しつけようという気持ちは全くない。

(浮田)色々な問題が起きている。それをきちんと把握してほしい。

(小川)大きな問題が色々起きているとしても、それを寄せ集めにしても解決にならない。まずは現場で話をして、解決できる問題かどうかを個々でやってもらい、それでも残る問題は私にいって欲しい。そこで私は事務の方、色々な方と考えてゆくつもり。

(藤山)学長は、やはり全く問題がないわけではない、様々な問題を持ち込まれているということですね。

(学長)そうです。現に問題が起きている、大きな問題がないとはいえない。

(浮田)教員を含んだ検討委員会を設置されることを要望します。

 

【3】教育環境などの諸問題

 

(質問・要望) アカデミック・ハラスメント委員会の立ち上げを要求する。

(小城原)前から、アカデミック・ハラスメント問題がある。セクハラ委員会があるから、それと同様な委員会の設立を検討していただきたいという趣旨で出した。第三者的に訴える場所がほしい。検討してくださいと切に願う。

(中上)セクシャル・ハラスメントとかアカデミック・ハラスメントは、定義もいろいろある。今のところセクシャル・ハラスメントの方から議論されると思うが、少し概念を拡張して、アカデミック・ハラスメントも含まれるように検討が必要かもしれないが。

(小城原)忘れないでほしい。そこで一度受け付けて、これは問題とならないという判断でもかまわない。これについて、この場でそれだけのお願いをしたい。

(葛西)ご意見を承っておく。

時間になったので、後の議論は事務との折衝でという合意の末、20時8分終了。