市民的構想の一つのたたき台

 科学者コミュニティ「横浜・科学文化アカデミー」(ないし横浜学術会議)の創設を!

 

OB教員から「新・横浜総合大学構想」に関するご意見が寄せられた。それに対する反応として、このような可能性もありうるのではないか、14大学の連携・連帯をボトムアップ型・地域・科学者コミュニティの結成、という方向で打開する道もあるのではないか、という提案である。要は、みんなで地域(横浜、神奈川から全分野を網羅した自発的な科学者集団=横浜学術会議の組織をつくりだすのはどうか、ということである。

 

----------研究室HP「大学改革」日誌より----------

200395(2) 本日誌を読んでくださっているOB教員の方から、昨日の日誌(全学ないし3学部合同教授会の呼びかけ決定)に関し、「祝合同教授会」のエールをいただいた。お名前を特定できないように配慮し、以下にご紹介しておこう。

 

-------------------A氏より---------

本日の日誌,拝見致しました。合同教授会を商学部から呼び
かけることに決まったとか。久しぶりの明るいニュースで,暑
さも一瞬吹っ飛んだ感じが致しました。実は,以前から,この
日が来ることをずっと待っておりました。まさか,国際文化や
理が乗ってこないことはないと思いますが,上手く実現するこ
とを心から祈っています。学長駄目,幹事会委員も駄目,学部
長クラスも頼りにならないとなれば,期待できるのは残りの一
般教員だけで,大いに期待しています。
 
 過日出された新横浜大学構想,その線も在り得ると思っては
いましたが,何分にも相手のあることだし,提案が唐突だった
だけに,正直言って,ついてゆけませんでした。悪しからず。
 
 日誌を書き続けられることは,本当に大変なご苦労だろうと
お察し致します。気持ちは同じでも,私にはとても真似が出来
ないことで,私ならとうの昔に投げ出していたでしょう。まだ
,先が長いですが,頑張って下さることを期待しています。

 残暑も厳しいので,お疲れの出ませぬように。

 

                ------------エール御礼の返信より--------------

 

エールをありがとうございます。
商学部のなかでも、このままではだめだ、という空気が一つの方向に向かい蓄積して
きて、今回のような決定となりました。
全学で直接集まって叡智を出し合うしかないだろうと思います。それだけ大きな問題
だということですね。

 新横浜総合大学構想は、閉鎖的官僚的な態度と予想される案(「あり方懇」路線)に対
して、学内がいっさい対案を提起していないのはまずかろう、こういう案もありうるで
はないか、たくさんの案を出しあってみよう、その刺激剤にしよう、ということで、
その思いがあのようなかたちになりました。

 まさに先生のご指摘通り、相手のあることですし、そんなに簡単なことではありませ
んが、たとえば横浜地区14大学のアカデミア科学アカデミー)創出ということな
ら、可能性もあるのではないか、日本学術会議という全国組織だけではなく、ボトム
アップ型の科学者コミュニティとして横浜に科学文化アカデミーが結成・創出されてもいい
のではないか、それならむつかしい大学の合同ではなく、実現可能ではないか、とい
うところです。

要は、これまでの外在的で不当な「改革」に抗する「民の力」を大学人が提示してい
こう、というところです。

今後とも、ご支援をお願いいたします。

取り急ぎ、御礼まで。