20世紀ドイツの通史・・・最近の良書


 欧米の研究動向を反映しつつ、わが国では欧米の研究の翻訳、あるいは独自の一次史料に基づく研究が、つぎつぎと発表されるに至っている。

その最新の動向は、次ぎの本で見渡せるであろう。

石田勇治
    

上掲書の参考図書の紹介リストから














拙著『ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆1941−1942年』同文舘、1994年も、ここで、つけ加え、関心ある人の参照をねがいたい。










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20世紀のドイツ経済史・社会史のウエイトをおいた最近の通史としては、次のものが読みやすい。
とくに、20世紀前半と対比して、戦後ドイツのドイツの復興振り、ヨーロッパ統合の中での活躍ぶりなど、平和国家としての歩み、経済の繁栄などの叙述は、貴重である。
 世紀前半のドイツが抱えた諸問題を苦闘しつつ、克服して、ヨーロッパで統合の核となる中心的役割を演じ、信頼を構築してきたことから、日本が学ぶべきことは多い。