誰の責任か?

ドイツの戦争責任論争



ゴールドハーゲン『ヒトラーの自発的死刑執行人−普通のドイツ人とホロコースト』・・・・「普通のドイツ人」はヒトラーの自発的な死刑執行人、とのテーゼ


(New York 1996)

ドイツの反ユダヤ主義が「ヒトラーが権力に着く前に、ドイツ社会には根深い、広く浸透していたのであり、何らかの方法でドイツ社会からユダヤ人が排除されなければならないという見解が広く共有されていた」との説。




ゴールドハーゲンは、ドイツの反ユダヤ主義の原因を遡り、ルターの宗教改革に、そしてまたカトリックの教え、教会の言説との関連に言及する。
さらに、2002年には、『カトリックとホロコースト』という本で、ローマ法王の責任を主張する本を出版。

これに対しては、カトリック教会側の研究者が反論。
たとえば、フェルトカンプの次ぎの本。






カトリックサイドは、

人種主義的な反ユダヤ主義(反セム主義)と宗教的な反ユダヤ主義(反ユダイズム)の区別を強調