1942年7月末、ラインハルト作戦の完遂命令
(年末までに)
ヒムラー親衛隊・警察機構の見地
(ユダヤ人の可及的速やかな絶滅政策)
しかし、
1942年の総力戦段階、対ソ攻撃、スターリングラード攻撃
・・・大量動員⇒労働力不足
兵士の大量動員だけでなく、
軍需関連工場における労働力不足
→軍需関連工場で使役していたユダヤ人労働者を
ポーランド人に置き換える措置の困難さ
→当面の措置(殺戮を見合わす)と
長期的措置
→「フューラーのご希望に従いユダヤ人をいなくさせる」
1942年9月18日 総督府の防衛管区司令官から国防軍最高司令部へ
「ユダヤ人労働力をポーランド人で置き換える問題について」
(BA,NS19/352)
1942年9月段階で、
ユダヤ人労働者の数、30万人、
そのうち10万人が熟練労働者
即座にユダヤ人を遠ざけてしまえば、ライヒ(第三帝国)の戦争ポテンシャルに圧迫。
前線と総督府の軍隊への供給が、「少なくとも当面」停滞してしまう・・・・
ヒムラーの態度
労働力確保のためユダヤ人労働者を当面そのままとする。
しかし、いずれは「総統の希望に従い」ユダヤ人を消えうせさせるverschwinden・・・
軍需工場におけるユダヤ人労働者をいずれはポーランド人に置き換え、
ユダヤ人雇用経営を大きないくつかの収容所大経営にまとめ、
できるだけ総督府の東部に置くこととする、と
しかしそれは当面の措置で、
いずれは、ヒトラーの希望にしたがい、このユダヤ人もそこから消え去るべきものとする。
Jedoch auch dort eines Tages dem Wunsche des Führers die Juden verschwinden.