地球規模の問題群
  -個々の地域・企業の現場からの解決と地球規模の解決の発展的相互連関-


 地球規模の問題群は、地域地域の現場から、個々の企業(ex.水俣病の原因はチッソの工場、身近なたくさんの工場からの排水etc.),
や家庭(家庭ごみ)から生み出される。

 そうした廃棄物を少なくすること、さらに出された廃棄物を循環型に再利用することなど、地球と人類のために技術を開発し、その技術を活かして社会と地球・人類に貢献することは、ビジネスチャンスともなっている。

 環境保護・環境整備・廃棄物処理の仕事=需要があり、その仕事を受注する企業・組織がつぎつぎと生まれている。

 合理的で効率的な技術の開発により、廃棄物処理を低コストで有効に行うことができれば、その有効さ=有益さ=パフォーマンスとそれにかかるコストの低さによって、その企業は発展する。

 身近にもそのような企業を起業する事例(しかも着実に成功している事例)をよく耳にするようになった。養殖帆立貝の殻の再利用の企業などである。
 つい最近も、大学時代の友人が研究室を訪ねてきたが、工学系大学研究室などを訪ねての帰途に立ち寄ったとのことであった。彼の再就職先企業も、従来蓄積した技術を基礎にしながら、「廃棄物処理」に新しいビジネスチャンスを見出して成長しつつある企業であった。
 さらにもうひとりの友人も、定年退職後の再就職先はダム水源地の環境整備を仕事とするところである。

 最近数年間に知った身近な三つの具体例は、単なる偶然ではないように感じる。必要性・需要・市場が急速に拡大深化しているからであろう。

 日本における廃棄物処理の先進的な低コスト技術は、世界的にも求められているものであろう。世界的市場も視野に入っている(くる)であろう。