第7号 41年11月の一ヶ月間
レニングラードの情勢
B.白ロシア
a)パルチザンの活動とその鎮圧
治安警察・保安部のアインザッツグルッペの活動の重点は、これまでどおりパルチザンとの戦いであった。
この戦いは、仮借なく遂行され、たびたび銃撃戦となった。この報告期間に、アインザッツコマンド1隊だけで、79人のパルチザンを無害化した。本アインザッツグルッペは、これまでに合計1300人以上のパルチザンを撃滅した。
パルチザンパルチザンは、鉄道線路、電話線や橋など、後方との連絡のために重要な交通通信施設を破壊しようとしている。
落下傘で送り込まれたソ連の将校が組織者・・・
c)ユダヤ人
特別の注意が必要なのがこれまでどおりユダヤ人との戦いである。
モギレフでは、二人のユダヤ人をNKWDのスパイとして、3人を爆薬所持の咎で、
ウヤジマで、鉄砲所持を見つけて一人のユダヤ人を射殺。・・・
放火の罪が証明されたユダヤ人の射殺が何度も行われた。
ユダヤの出自を隠すためにパスポートを偽造した廉で、一人のユダヤ人が射殺された。
ユダヤ人がドイツ当局の命令に違反しているとの度重なる訴えがあった。
この理由から、ゴールキーとその周辺で、いくつもの村を巡回して、2200人のユダヤ人を射殺し、
ムスティスラフでは通過したパルチザンに宿を提供し食事や衣服を提供した廉で、900人のユダヤ人を即決裁判で射殺した。
IV.異民族グループの行動
D.Weißruthenien
白ロシアでは組織化された抵抗運動は確認されない。住民の広範な大衆の抵抗意思は、最近のドイツの武力による成果で、顕著に後退した。とくに、ユダヤ人を残るくまなく完全に除去した地域ではそうであった。
第8号 41年12月の一ヶ月間