たとえば、キリスト教の反ユダヤ主義、

そのひとつとしてのローマ・カトリックの反ユダヤ主義

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ローマ法王が歴史的懺悔

ローマ法王が歴史的懺悔

2000年3月12日、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂で、カトリック教会の過去の過ちをみとめ、懺悔(ざんげ)するための特別ミサを開いた。法王が過ちとしたのは、キリスト教会の分裂、異端審問、十字軍の遠征、反ユダヤ主義など。これらを「記憶と和解」と題した文書で公表した。カトリック教会がこうした罪をみとめたのは歴史上はじめてのことで、新千年紀の前年の2000年を「贖罪の年(しょくざいのとし)」と位置づけていること、また同月末のエルサレム訪問に際して、イスラエルとの対話ムードをつくるためとみられている。

これに対し、イスラエルでは、第2次世界大戦中のナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺をバチカンが容認したことへの責任にふれていないと、不満の声もあがっている。

エンカルタ 百科事典 イヤーブック 2000年3月号より

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