『天才の栄光と挫折』内容紹介
天才ラマヌジャンを育てたのは、『純粋数学要覧』(大学初年級までに習う6000近い定理
=人類が数千年の歴史の過程で発見して定式化した数理の法則))
藤原氏が、「学問的に無価値」というのは、不正確で一面的な表現。
最先端の数学の膨大な定理群からすれば、「学問的に無価値」。
しかし、最先端の数学の定理群も、その土台・背景に、大学初年級までに習う6000近い定理群(人類が発見し定式化し、実際に活用してきたもの)が存在する。
その背後にある人類の知的発達、学問的営為と達成が重要。
天才ラマヌジャンの幸運
天才アーベル、ガロアの不運
ピアレヴューの決定的重要性
インドの港湾局の一事務員ラマヌジャンが、ケンブリッジに招聘される!
その天才を発見したのは、ケンブリッジの正教授ではなく、講師のハーディ。
天才の非常識・・・「数学科の学生なら誰でも知っている、最も基本的なコーシーの積分定理を知らなかった」