尖閣列島は、ポルトガル、「ポルトガル領東インド両国」のものか?
領土の帰属の正当化は、何によってなされるべきか?
関係諸国のうちの一つの国が、誰も知らないうちに、「自分の領土だ」と主張していて、通用するか?
通用するのは、そのバックに軍事力・経済力などがある場合?
軍事力・経済力・政治力があれば、地球上のいろいろな場所(島、陸地)を、「古くからここは自分の領土として編入していた」と主張し、実効支配できるのか?
イエズス会など宣教師の布教活動
「日本はポルトガル国民の征服に属する地」とのイエズス会の主張
(当時の日本人は知らないこと)
とすると、尖閣も?
ポルトガル、ヴァスコ・ダ・ガマ(東をめざし、喜望峰発見)による東インド航路の発見
スペイン、コロンブス(西に向かう)による新大陸(西インド)発見
「発見」したものが、その地域を支配する、領土とする
ポルトガルとスペインによる地球の分割
分割線・・・デマルカシオン
それより東の地球半分はポルトガル
それより西の地球半分はスペイン
大陸・島などの発見→領有
ポルトガルとスペインの利害対立の調整・・・ローマ教皇勅書(端緒的な国際法)
デマルカシオン・・・・境界線
トルデシーリャス条約(1494年)によるポルトガルとスペインの世界分割線
スペイン勢力・・・フィリピン群島への侵攻
1565年 セブ島攻略
スペイン
1571年にマニラ占領に成功・・・・フィリピン群島、スペインの支配下に。
スペインは、1580年にポルトガルをも併合。
イエズス会・・・ポルトガル支配地(世界分割線の東…東インド領国)
後発の三つの托鉢修道会(フランシスコ会、ドミニコ会、アウグスティノ会)は、スペイン系、スペイン国王がバック。
東洋の布教で先行・独占するイエズス会、これに対する後発の三つの托鉢修道会の挑戦
イエズス会の「軍事的政治力」・・・「日本の支配者に対する反乱」の脅威
キリシタン大名連合・反秀吉勢力の精神的仲介の脅威
スペインによる新大陸征服…スペインは、キリスト教・イエズス会などの宗教団体を送り込んで、つぎに「国を奪う」、征服、との告発