トルコ・ソ連の協力関係
両大戦間期の国際関係を象徴するものとして、印象的なもの、
サフランボル(世界遺産の街、サフランの名前の由来の古都)近く(カラビュック)の製鉄所。
…この製鉄所は、1931年にソ連の援助で建設されたもの。
(『地球の歩き方 イスタンブールとトルコの大地』’11-’12より)。
この製鉄所が使う鉄鉱石は、かつてのヒッタイト帝国の首都・本拠地(ボアズカレのハトゥシャシュ)近くの鉄鉱山から。
第一次大戦の敗戦国トルコ、第一次大戦を革命で脱出したソ連、これらはいずれも、ヴェルサイユ体制の戦勝国に抑圧され、列強の圧迫下にあった。
ドイツとソ連がラッパロ条約で秘密に協力したように、
トルコとソ連も協力関係にあった。その一つがこのトルコにおける製鉄所建設。
1931年にソ連の援助で建設された製鉄所