第二次世界大戦(ヨーロッパ戦争から世界戦争へ)に参加しなかったヨーロッパの国
中立国スウェーデン、スイスのほか、軍事独裁政権のスペインも。
「なぜ、スペインは、ヨーロッパの戦争に巻き込まれなかったのか?」
実は、その前に、長期の内戦があり、多くの犠牲者が出て、国は疲弊していた。
世界恐慌の後、ヨーロッパ諸国の中に、ファシズム勢力が台頭。
ドイツではヒトラー・ナチスが政権を掌握。
その反省の重要点・・・・ムッソリーニやヒトラーのような政治指導者の運動が、政権を握ることを阻止しよう。そのためには、反ファシズム(反ムッソリーニや反ヒトラー)の勢力が、小異を捨てて大同団結しよう、反ファシズムという共通の目標で統一して戦おう。
・・・・統一戦線政策・統一戦線路線
こうした人民の統一戦線(人民戦線)に基づいて、選挙で多数を占め、政権を共同でになっていこう。
それが実際に成功したのが、フランスとスペイン。
人民戦線内閣
山川『世界史小辞典』より。
スペインでは、人民戦線政府に対して、右翼軍部がクーデタを引き起こす。
→ スペイン内戦
Spain-civil-war1936
山川『世界史小辞典』より。