プーチンは、「ネオナチに対してロシア人を守ると」いう大義名分を掲げ、ルハンスクとドネツクのロシア系武装勢力が「樹立」した二つの「人民共和国」を支援すること、二つの「人民共和国」の創設を成し遂げる「特別軍事作戦」ことを「大義」として正当化します。


 ウクライナという主権国家の領土へのこうした軍事的介入、これら地域の「独立」を梃とした支配地域拡大は、
 世界的基準・国際連合憲章の基準からすれば侵略戦争そのもの


 プーチンが実際にやっていることは、実は、ウクライナ支配であり、ウクライナの広範囲を射程に置いたミサイル攻撃であり、ウクライナの抵抗を圧倒的軍事力で粉砕し、実質的にロシア領土を拡大する、軍事的に制圧した地域に親露派政権を創出していくことではないでしょうか?



 現段階では、その野望がウクライナの抵抗、ウクライナを支援する諸勢力の奮闘で、実現していないだけ、ということではないでしょうか?








戦後、国際連合体制下の重大問題
 ・・・核兵器大国による小国抑圧、侵略行為


 現在、核兵器大国ロシアが、小国ウクライナを侵略しています。

 しかし、かつて、核兵器大国アメリカが、「大量破壊兵器」の存在を口実に(実際には偽情報)
イラクに侵攻しました。あのアメリカ軍の全面的な最新武器を駆使した攻撃は、テレビ時代のわれわれがつぶさに見たところです。

 冷戦期には、核兵器大国アメリカが、
ベトナム侵略戦争を行いました。また、アメリカはアフガニスタンにも、3.11を口実に、攻め込みました。そのつながりの中でイラク侵攻。


 
核兵器大国のアメリカとロシアは、お互いが核戦争を仕掛けることになる紛争は回避しつつ
 アメリカは弱小国にたいしてはイラク侵攻、イランへの圧力、アフガニスタン戦争、リビア空爆など、幾多の「弱い国いじめ」の戦争をひき起こしてはいないでしょうか?


 
ロシアは、小国に対してすなわちソ連時代のアフガニスタン、チェコスロバキア、さらにプーチン時代になって、チェチェン、ジョージア、シリア、そして今回のウクライナに侵攻していないでしょうか? 


核兵器大国の小国抑圧、小国侵略、これをなくす課題
  ・・・・人類的地球的課題、SDGsの重要課題・重要目標の一つ

 ・・・・
核兵器禁止、そのための国際連合条約の世界的締約の必要性。

 それに対して、日本は?
  日本政府は?
  日本の諸政党は?
     どんな態度をとっているか。