2008年3月26日(水)
出典明記せず弘大教授の著書絶版
二〇〇六年十月に筑摩書房から刊行された弘前大学教育学部の山田史生教授の著書「寝床で読む『論語』−これが凡人の生きる道」(ちくま新書)が二十五日までに、他の出版物の訳文を引用しながら出典を明記していないとの指摘を受け、絶版となった
なぜ、他人の著書を利用(引用)したとき、それを明記しておかなければならないのだろうか?
人から物を借りたとき、それは、借りた人に返す必要がある。借りる→返す。
人から、研究の成果、仕事の成果(翻訳もそのひとつ)を借りた場合、誰(著者名)から、どこ(論文名・著書名・出版社名など)から、その論文・本の何ページから借りた、ということを明記しなければならない。