先進国イギリスとの対立・競争と大陸諸国の産業革命
内発的諸条件の未成熟、不充分さとそのための諸政策・諸機関
1.EEC、EC、EUの先行的事例としての「ドイツ関税同盟」(Deutscher Zollverein)
2.銀行の役割
3.株式会社形態(銀行と産業)
4.鉄道建設の主導的役割
5.国家の役割・・・ナショナリズムと国民国家
古典派・自由主義のA.スミスの経済学に対する
F.リストの『経済学の国民的体系』
19世紀後半から70年代・・・近代的工業国家・機械制大工業のヨーロッパ的確立
世界の市場・原料基盤、資本輸出先、植民地を目指すイギリス,フランス,ドイツなどの争覇戦
19世紀末-20世紀初頭、帝国主義の時代
ホブスン『帝国主義』岩波文庫
ヒルファディング『金融資本論』岩波文庫
レーニン『資本主義の最高の段階としての帝国主義』岩波文庫、他。
幸徳秋水『帝国主義』岩波文庫
石橋湛山の「小日本主義」・・・『石橋湛山評論集』
ナシナリズム、民族主義、排外主義、帝国主義、これに対する、自由主義、社会主義のさまざまな潮流,
土地所有者、資本家と労働者の対立、
支配民族と被支配民族の対立・・・小さな民族のナショナリズムと大民族のナショナリズム
それらすべての諸潮流の複雑多岐にわたるぶつかり合い
ヒトラーの幼少年期・・・19世紀末―20世紀の世界の潮流の影響
小学校時代からのドイツ民族主義、大ドイツ主義
隠れたベストセラー・ヒトラーの『わが闘争』角川書店、そのはじめの部分
・・・参照:拙稿「第三帝国の国家と経済―ヒトラーの思想構造にそくして―[1]」