三角貿易

 〔地図2:18世紀なかばの大西洋と三角貿易


 ヨーロッパの港町―例えばイギリスのリヴァプール―から、下級の綿布などの安価な繊維製品や銃器を載せた船が出港

 船は西アフリカの海岸に到着し、積荷と交換に奴隷商人などから奴隷とされた現地住民を買い集め、船に乗せる。

 この「積荷」をカリブ海の島々に運び、生き残った者(きわめて過酷な処遇のために途中の航海中に亡くなる奴隷も多かった。)を売りさばく。

 カリブ海のジャマイカ島(イギリス領)やサン・ドマング島(フランス領)では、ヨーロッパ人が経営する砂糖キビのプランテーション(商品作物を栽培する大規模な農園)がある。

 黒人奴隷・・・砂糖生産・・・奴隷を売って空になった船に載せてヨーロッパの港

 奴隷供給地、アフリカ大陸・・・推計、1200万〜2000万人の奴隷