文化
ぶん‐か【文化】‥クワ
#文徳で民を教化すること。
#世の中が開けて生活が便利になること。文明開化。
#(culture) 人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。
衣食住をはじめ技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の様式と内容とを含む。
文明とほぼ同義に用いられることが多いが、西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する。#自然。
[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
文化の対立概念は?
人々の争いの原因はなにか?
食べ物、原料資源、土地などをめぐる争い
そうした富(富の生産のための諸条件)の不足
人類は、次々と食糧・原料・利用できる土地を求めて地球上に広がった。
人類は、次々と衣食住の生産のために技術を発達させた。
その発達の過程で、部族や国やが争った。
20世紀は、最高度の科学技術の発達。しかし、二つの世界戦争、それに無数の地域紛争。
21世紀の世界の人々・人類の課題は、手に入れた科学・技術を理性的に活用し、またさらに発展させて、地球・人類の平和的な発展をいかにして実現していくか。(人類が手に入れた科学技術は、その使い方次第では地球と人類を破滅させる・・・核戦争)
本来は理性・文・徳による感化。
武力・暴力による相手の意思の圧服の対極にある。
現実の歴史は、「平和の文化」と「戦争の文化」のせめぎあい。
国際文化は、文化本来の理性・文・徳による国際的相互理解の発展によって、平和を維持しようとするもの・・・相互理解のためには世界の生活様式・文化を知ることが前提となる。少なくとも、世界・地球上の多様な生活様式・文化を知ろうとする姿勢が基本的前提となる。
平和・安全に対する危機の諸要因を認識し、克服して、地球・世界の平和・安全の強靭化を目指す営み。