所属 国際総合科学部国際文化創造コース         永岑 三千輝


科目名 特講U(英字新聞講読)
担当教員 永岑 三千輝
単位数 2
期間・曜日・時限・教室 後期、水曜日、1時間目、教室:本校舎211教室

コース・専攻名 国際文化創造コース
コース・専攻の中での科目の位置づけ プラクティカルな英語力のアップ−多くの人が日常読む素材を通じて、実践英語力を養成− 
学習到達目標  多くの世界の人が日常的に読む英字新聞を通じて、自分で世界各地・現代の地球と人類の問題を発見することの喜び・面白さを味わう。

 辞書を片手に、英字新聞を読み、日本語の新聞では味わえない、知りえない情報を探索する。その発見の喜び、その喜びを伝える喜び、新しい情報を友人たちと分かち合う喜びなどを通じて、
 実践的な英語力を養っていこうとする意欲を涵養する。(すでに持っている英語力を維持する)

 多くの人が読む英字新聞を通じて、自分の知識と英語力をリフレッシュする。基礎的英語力を常に新鮮に保つ。

 これまで、5年間にわたり演習や特殊講義で、英字新聞講読を通じて、問題発見の手段の一つとしてきたが、その成果を生かし、各参加者が独自の問題発見をいくつかできれば、すばらしい。
講義概要 現代においては、英語は世界の共通語のような位置にある。

 たとえば、ルーマニア人と日本人が何事か情報交換しようとするとき、どちらも相手の言語を知らない場合でも、相互に英語さえある程度できれば、一定のことが可能である。

 地球上の圧倒的地域においては、その地域その国の国語がある。60億人以上の地球上の人口の中で、英語を母国語とする人はマイノリティといってもいいであろう。

 中国13億、日本1億2千万、インド10億、EU3億、ロシア2億、ドイツ9千万、フランス6千万、スペイン、イタリア、エジプト、トルコ、ブラジルなどと数え上げていくと、英語以外を母国語とする人が圧倒的多数だといえよう。

 そうした英語圏以外の地球上のさまざまの地域・国の面白い問題、刺激的問題、教養や文化について、最新の情報を得ようとする場合、英字新聞がさしあたりのきっかけとしては、有用である。

 そのような観点から、パソコン・インターネットを利用して、Web版英字新聞から、毎週、面白い記事を発見してもらう。自分が面白い、重要だと思った記事を紹介してもらう。

  できるだけ、これはまだ日本では紹介されていないニュースだというものを発掘してくれると楽しい。
 
 毎週、少なくともひとつの記事を紹介できるように準備してもらう。
 A4の用紙に、@Web版記事のアドレス、Aそのタイトルと5行ほどの原文、B紹介したい部分の簡単な要約(日本語で5行ほど) をまとめておく。

 一人10分程度の持ち時間。一時間に9名ないし10名程度を予定。
 受講人数がこれより多い場合(20人程度の場合)は、内容報告は隔週となる。

 半年のまとめにおいては、各人が少なくとも13−14個の記事のタイトルと内容のエッセンスを要約したものを、レポートとして提出してもらう。(つまり、毎週必ず何かの「面白そうな記事」、『紹介したい記事」を探し出し、最小限のようやくをまとめておく。

 13−14個の問題・記事から、重要なもの、深く検討したものがあれば、いくつかでてくれば、なおさらすばらしい。
キャリア形成との関連性  英字新聞が辞書を片手に、らくらくと読めるようになることは、今からの社会、国際的活動をする場合、非常に有利であろう。
成績評価方法 毎週の紹介記事、それらを総括した期末レポートを総合して。
学習上の留意点 英語力を常に生き生きとしようとする姿勢、世界でおきている問題から、自分が卒論や就職活動で役立ちそうなニュースを探し出そうとする意欲が大切。そうした姿勢と意欲を期待する。
教科書・参考図書等
英字新聞もはどのようなものがあるか?

Web版の世界の英字新聞・・・Yahoo! : World Full Coverageをてがかりにするのもいいだろう。

たとえば、BBC News home page
The New York Times on the Web
THE WALLSTREET JOURNAL ONLINE

次のページに、いくつか参考の新聞を掲載している。
http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/Zeitungen.htm
科目等履修生受入の可否及び人数 若干名
特別聴講学生(単位互換生)受入の可否及び人数  
履修申請上の注意点 学習上の留意点と同じ。
毎週、きちんと英字新聞をWebで読み、面白く思った記事を必ずひとつ探し出し、選び取って、タイトルと数行(少なくとも)を訳し、紹介できるようにしておくこと。
教員研究室 文科系研究棟439
教員オフィスアワー 木曜日1時から2時まで。
教員連絡先 nagamine@yokohama-cu.ac.jp
ホームページ http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/
備考  
授業計画(週単位) 講義概要で述べたことを繰り返すことになるが、

パソコン・インターネットを利用して、Web版英字新聞から、毎週、面白い記事を発見してもらう。自分が面白い、重要だと思った記事を紹介してもらう。
 
 毎週、少なくともひとつの記事を紹介できるように準備してもらう。
 参加者人数によっては、そのなかから多くの人が興味を持てそうな記事をピックアップして、みんなの前で報告してもらう。

 半年のまとめにおいては、各人が少なくとも13−14個の記事のタイトルと内容のエッセンスを要約したものを、レポートとして提出してもらう。