ワイマール体制下の経済と社会
下記の統計・図表は、最新のドイツ現代史の本、すなわち、斎藤・八林・鎗田編『20世紀ドイツの光と影−歴史から見た経済と社会』芦書房、2005年8月刊から引用。
カバンいっぱいの札束で、パン一個、とか。
戦場とならなかったアメリカは、経済成長(フォードなど自動車工業の隆盛・・・・しかし、1929年10月まで膨張を続けたアメリカ経済は、ブラックマンデーで、過剰生産に陥っていたことが露呈、株価大暴落・信用システム崩壊)
戦場となったヨーロッパ列強は、互いに破壊しあって「西洋の没落」
戦争で儲けるアメリカ。
ヨーロッパ諸国(英仏)は、アメリカから借金。
戦勝国(英仏など)は、ドイツから賠償金取立て→戦時中のアメリカへの借金を返済
ドイツの経済成長は?
戦争になれば、国家支出(政府支出)の国民負担は非常に重くなる。
生命の損失など、この統計の背後に隠れた貴重なもろもろの人的物的破壊をべつとしても。
失業率の推移−相対的安定期といえども、第一次大戦の帰結と合理化の影響で、高い失業率−
ドイツは、すでに20世紀初頭に、第一次産業が35%に。
19世紀後半にドイツは工業国家に成長転化。(日本は戦後、高度成長を通じて)
超高額所得者、高額所得者の現象、勤労者大衆の所得分布の改善
大衆消費社会への傾向・アメリカ化の傾向
大衆メディア登場・急速な普及
自営業者・ホワイトカラー・・・新旧中間層の割合が高い。
公務員。教員もホワイトカラーと同じ社会層で、新中間層。
資本家・企業家