広大なソ連の占領政策・・・・ドイツ第三帝国の最大で最重要な課題・問題関心・・・ソ連に勝つこと。
 

広大なソ連占領地域の物資輸送の困難さ・・・・武器弾薬は本国から輸送、しかし、食糧を中心に現地調達可能なものは現地で。

ドイツが占領する地域のソ連は、かつてのツァーリズム時代とちがって、都市化の進行などで食糧は余剰(輸出余力・現地需要を超過する生産量)がない。


ドイツ占領当局による
経済的利用=搾取の必要性







1941年春に陸軍が占領政策を策定する段階で、現地から食料を調達した場合、3000万人の現地人が死亡することが想定されていた
(Gerlach, 2000, S.184)


ゲルラッハ論文冒頭

軍の政策として現地食料調達
・・・・現地住民飢餓の必然性


しかし、占領地住民のすべてに一様に重圧がかかるわけではない・・・まずは、過酷な重圧が「大食漢」ユダヤ人住民へ(たとえば、配給政策で実質上の餓死戦略をとる・・・1941年11月の東部占領地域における配給実態)




(München 2000)
目次