『物理学の進化』
(岩波新書の邦訳は『物理学はいかにして創られたか』)

(Cf.アインシュタインは、チューリッヒ工科大学のとき、専門以外の自由科目では、経済学に興味を持っていて、履修したという。『アインシュタイン伝記』)


秘密・神秘と科学的解明の関係・・・時間・歴史の人類の経過→見えてくる諸事実の根本的変化→理論枠組みの根本的練り直し
(ガリレオ物理学・ニュートン物理学→相対性論と量子論の物理学)



「私たちの偉大な不思議な物語の中には、どんな問題も、完全に解決され、永遠に決定しているものはありません。300年の後に私たちは運動という最初の問題に立ち帰って、研究の過程を見直し、これまで見逃されていた手がかりを見つけ出さなければならなくなり、そしてそれによって、この宇宙に関してある異なった描像にまで到達しなければならなかったのでした。」(上、41ページ)




(初版は1938年)


(第1刷は、1939年、手元の1998年版で、なんと79刷)