ベルリン・ブランデンブルク門・・・ウンターデンリンデンの歴史的写真掲示
・・・1933年のヒトラー政権掌握・独裁体制樹立を想起する写真集
（ナチスの暴力支配・ワイマール憲法否定の諸行動）
…・2013年は、1933年の80周年記念の年。
ブランデンブルク門の前、ウンター・デン・リンデン通りの歴史記念写真集
ヒトラー権力掌握の1933年から80周年記念
多様性の破壊―1933年―ヒトラー権力掌握の年
想起と警告
1933年1月30日「権力掌握」
1933年1月30日 ヒンデンブルク大統領、ヒトラーを首相に任命
―ヒトラーの権力掌握の日―
1933年2月27日夜―国会放火―炎上事件・・・オランダ人青年による放火事件。
ヒトラー政権は、即座に、共産党の陰謀だとして議員など大量逮捕すると同時に、
即日、ワイマール憲法停止の大統領令・言論・出版・政党活動の自由（結社の自由）などを廃止
逮捕されたディミトロフ（ブルガリアの共産党指導者で、当時はコミンテルン活動家）は、
不在証明（アリバイ証明）などで裁判闘争を勝ち抜き、無罪釈放・・・・
しかしそのころにはドイツはナチ党一党体制を確立し、ひたすら領土膨張に向けて突き進む。
1933年3月21日 ポツダムの日・・・国会をポツダムに移して開会。
3月23日 全権委任法成立の日
共産党・社会民主党などに対する徹底的弾圧にもかかわらず、
ナチ党とその連合政党は、かろうじて過半数に過ぎない議席しか、獲得できなかった。
ベルリンでは共産党と社会民主党が過半数を獲得。
そこで、ヒトラーは、議会によらない法律を制定する全権委任法を議会に提出
共産党議員は逮捕されているか逃亡中…議会で反対したのは社会民主党のみ。
19３3年春、最初の強制収容所、設置
1933年4月1日 ユダヤ人ボイコット運動を全国的に展開
1933年5月1日 「国民的労働の日」・・・労働組合活動家などは逮捕、労働組合事務所などはナチ突撃隊が占拠
テンペルホーフ広場に100万人を集めて、ヒトラー演説
1933年春、共産主義者や社会主義者を逮捕
1933年5月10日 焚書
しかし、麻生元首相・現副首相・財務相によれば、静かに誰も気が付かないうちに憲法が「いいものに」変わっていた、ということになる。
麻生氏の発言―世界中で問題となった。歴史を知らないとして。特に、ユダヤ人の団体などが抗議。