企画にいたる経過
2005年度市民講座(1月26日開催)の聴講者の方々から、「もっと詳しく」、「もっと時間をかけて」、「継続企画を」、「質問時間をとって」などのご意見・感想をいただきました。
ホロコーストという歴史的悲劇をきちんと見据えよう、そのために歴史研究者からの話を聞いてみよう、研究の最新の状態(たとえばヒトラーのユダヤ人絶滅命令をめぐる論争点)はどうなっているか確認してみようという市民の方々の熱心な声は、私の研究の励みとなります。
そこで、2006年度開講の生涯学習企画のひとつ(今度はリカレント講座)で少し詳しく、一次史料をご紹介しながら「アウシュヴィッツへの道」といったテーマでの講座を計画しました。
(欧米の最新の歴史研究では、アウシュヴィッツそのものよりも、アウシュヴィッツという結果にいたる過程の解明が大きな問題となり、論争がなされ、史料の洗い直しが行われてきました。ヒトラー命令に関して、たとえば1995年のフリードランダーの説、それに対し、1996年のゲルラッハによる説、これらを踏まえた日本における論争については拙著2003・拙稿2004を参照されたい)
時期・場所・回数など、だいたいの予定がきまりました。
この企画についても、前もって何か希望の点があれば、お寄せください。
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e-mailでお願いします。
アドレスは、次のとおりです。
nagamine@yokohama-cu.ac.jp
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どこまでご希望に添えるかは分かりませんが、できる限り、講義に反映させたいと考えます。