20121003説明補足資料
第一回の感想カードに記載された多様な関心・問題意識(紹介)
現地体験、ニュースなど生きた情報源から、問題を絞り込んでいく。
現地体験・・・・今年の夏休みの私の調査旅行
過去の調査旅行:
最近のフライブルク出張(軍事文書館)のこと。
2009年8月23日―9月6日・マックス・プランク協会文書館Berlin
2009年2月と3月の出張記録
(ミュンヘン・ドイツ博物館およびベルリン・マックス・プランク協会文書館)
2008年10月28日-11月6日フライブルク軍事文書館調査の報告
同時に、都市開発調査(フィールドワークの可能性の検討
書評(本の紹介):廣田功編『欧州統合の半世紀と東アジア共同体』日本経済評論社、2009年
ヨーロッパ統合関係の最新の本(2009年9月25日刊)
ケルブレ・序論における問題意識・課題設定
@多様な近代の一部としてのヨーロッパ
没落?
再興隆?
多様な近代の一部
A中心的な問題提起
三つの側面
1.歴史的変遷・・・・変化、生成と消滅が、大きな画期ごとにどのようであったのか?
20世紀後半の4つの画期・・・・・終戦直後の時期
1950年代と60年代
1970年代と80年代
1989・91年以降、現在まで
2.分裂? あるいは、収斂と融合? ヨーロッパの特殊性は?
国ごとに、
周辺部と中心部
東と西
経済、社会、移民、旅行・・・・・
B社会史とは何か?
せまい意味の社会史・・・社会的諸階級、社会層や身分の歴史
新しい研究・問題関心・・・・家族、社会国家、メンタリティーなど。
従来の社会史・・・・長期的な社会構造・・・主体の行動の余地への目配りの欠如
ケルブレ・・・・主体の行動の余地の重要視
三つの大きなテーマ領域・・・・本書の三部構成
C他の著作との違い
新しさ
Dヨーロッパ空間の定義
1989・91年の大転換・・・ヨーロッパとは地理的空間的にどこまでか?
E時期区分
1.ホブズボームなどの立場・・・・「長い19世紀」と「短い20世紀」・・・20世紀の歴史は、第一次大戦からソ連帝国・東欧圏の崩壊まで。
民主主義・ファシズム・コミュニズムの極端に暴力的な競争の歴史
2.20世紀を二分・・・・第二次世界大戦を政治的経済的な中心的転換点とみる。
前半:ナショナリズムの時代、後半:ナショナリズムの終焉の時代
3.1960年代と70年代に画期を見る・・・・「1968年問題」
ケルブレの立場・・・第二