横浜市立大学・上大岡アーバンカレッジ:
2006年1月26日(木曜日)、18:30-20:00
講座の趣旨・ねらい
ホロコーストの歴史的事実を確認しながら、その背後にある問題群と現代的意味を考えてみます。
ホロコーストとは何でしょうか?
なぜ、たんにユダヤ人虐殺といわずにホロコーストというのでしょうか?
ヒトラー・第三帝国がユダヤ人を迫害し、殺戮したことを多くの人は知っています。しかし、第三帝国といっても、誰が、どのような機関のどのような人々が、実行したのでしょうか?
ユダヤ人は、いつ、どこで、どのくらいの数が、どのように犠牲となったのでしょうか?
それはなぜでしょうか?
そもそも、なぜユダヤ人が犠牲者にされたのでしょうか?
現在、地球上で起こっている数々の悲劇(イラク戦争、スーダン難民大量虐殺などに見られるマイノリティの迫害や虐殺事件、身近な「いじめ」など)とホロコーストには関連性はないのでしょうか?
世界史的悲劇ホロコーストを具体的に検討することで、現代的問題を考えるための歴史的素材を提供できれば幸いです。
インターネットを活用します。
アーバンカレッジから大学研究室HPにアクセスし、ホロコーストHPに蓄積した視覚資料・ドキュメントなどをお見せしながら、講義を進めます。
どんなことをやるのだろうかと興味のある人、また、講義終了後、受講中によくわからなかったことを確認したい人、あるいは、もっと詳しく知りたい人は、ホロコーストHPにアクセスしてみてください。
また、聴講者からの質問も歓迎します。
e-mail: nagamine@yokohama-cu.ac.jp
ホロコーストHP(ポイント概観と柱の詳細)は、適宜、資料などを補充し、添削を続けています。
----当日、持参し配布----------
講義のポイント
地図資料・・・ドイツ本国、総督府、ライヒスコミッサリアートなどの位置関係(参考地図・・・この参考地図は配布はしていない)
----前もって送付、配布------
配布資料
講義の柱「ホロコースト」
資料1:ホロコーストを行った主体・機関
資料2::1933年当時のユダヤ人の人口分布(地図)
資料3:ゲーリング令(1941年7月31日)・・・ハイドリヒに対し「最終解決の準備を行え」と。
資料4:ヴァンゼー会議に提出されたユダヤ人の人口(42年1月時点の生存者数見積もり)
資料5:絶滅収容所の立地
資料6:ガス自動車改造極秘文書(1942年6月)
資料7:ガス自動車投入地域・基地の地図
-------画面でお見せする-----
(資料8:ユダヤ人犠牲者の国別統計)
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聴講者からの感想集・・・いろいろの意味で励みになり、うれしいものです。聴講者の皆様に御礼もうしあげます。