2013年2月1日 エクステンション講座

ホロコーストと原爆開発問題


はじめに

   問題意識―なぜホロコーストと原爆開発の関係を調べるのか?
    
(1)最新の拙稿1942年ドイツ軍需経済の課題とシュペーア―ナチス原爆開発挫折の要因分析のために―」(資料として配布

    プレゼンテーション:パワーポイントファイル(20130201Holocaust-Speer-AtomicBomb.pptx)

(2)昨年発表の論文「ホロコーストの力学と原爆開発」(横井勝彦・小野塚知二編『軍拡の世界史』第8章

(3)ナチス原爆開発にかかわる3本の市大論叢掲載の論文(資料として配布 

(4)大きな問題意識については、拙稿・最終講義「ホロコーストとヨーロッパ統合―二つの対極的論理と史的力学―」 






 今回の講義では、このうち、(1)の最新の拙稿(原稿段階)を中心に、
必要に応じて、(2)や(3)の諸論文(
資料として配布)を参照していただきながら、お話ししたい。 


ホロコーストの執行者による情報の隠ぺい

    最近公刊された拙稿「ユダヤ人移送(疎開)と特別処理(ゾンダーベハンドルング)」資料として配布

    関連する極秘資料(「移動型ガス室」=自動車排気ガス利用のボックスカーに関するドキュメント紹介論文)資料として配布)。


   情報とは?
   特に戦時下の情報とは?


     最近の翻訳書ヤン・カルスキ『私はホロコーストを見た』

     隠しても隠しても、あふれ出ている秘密、必死の秘密情報暴露・・・・ホロコーストの場合には。

   原爆開発に関しては?



参照HP
@
1938年12月核分裂発見の場所と人

A1938年11月9・10日ポグロム「帝国水晶の夜」)

B第一次大戦時のフリッツ・ハーバーとオットー・ハーン


Cトルコとソ連の協力関係(1931年)

D国会放火=炎上事件(1933年2月27日から28日にかけての夜)

Eハルナックハウス(1942年6月4日)

F独ソ戦・奇襲攻撃・急速に広がるドイツの占領地器とユダヤ人虐殺

Gヨーロッパ各地の抵抗機運(「前線背後の敵」)