2016年の学年歴 学年歴カレンダー
ヨーロッパとは?
(地図)
その社会の特質は?
戦後ヨーロッパの歩みと現在は?
20世紀の歴史のなかでのヨーロッパは?
第一回
シラバスによる全15回のやり方の説明
講義の進め方と期末最終報告(論文)の構成など
テキストないし主要参考書
ハルトムート・ケルブレ著
永岑三千輝監訳
瀧川貴利・赤松廉史・清水雅大訳
『冷戦と福祉国家―ヨーロッパ1945〜89年』
日本経済評論社、2014年4月10日刊
テキストの説明・その特徴
著者ケルブレ教授について
同じ著者の以前の著書(サブテキスト)について
第二回
前回講義のアンケート回答から紹介・コメント
多様な難民・・・ドイツ人自身の経験
個人的経験・・・ミュンヘン現代史研究所のアルヒーフ職員「東欧からの難民」
190年夏一か月借りたミュンヘン大学物理学・教授フリッチュさん
(日本語への翻訳もあり)・・・東ドイツからの脱出組の一人
ズデーテンドイツ人会館(ミュンヘン)
東プロイセン人会館(リュネブルク、ハンブルク南方電車で30分ほどの町)
第二次大戦末期から戦後期におけるドイツ人追放
その前提は、ナチス・ドイツの全面的敗退
参考図書:最近のノーベル賞作家(女性、)の作品
ソ連に攻め込んだ350万の大群
レニングラードを目指す北方軍集団
モスクワを目指す中央軍集団
スターリングラードを目指す南方軍集団
その正規軍の背後につき従って占領地の治安秩序を確立していくアインザッツグルッペ(治安部隊、警察・武装親衛隊)
最近のミュンヘン史料調査の際に訪れた博物館
ミュンヘン・NSドキュメントセンター
第三回
前回アンケートの回答の紹介
プレゼンテーションの「画面が光って見えない」・・・前方の明かりを消して!
「スペインがヨーロッパ戦争-世界戦争に巻き込まれなかったのはなぜ?」(スペイン内戦)
対外戦争は何を目的にするか?
何を得るために戦争するか? 何を守るために?
スペインは、どちらについて、何を得るのか?何を守るために?
イギリス・フランス側についた場合、何を得るのか?何を守れるのか?
ナチス・ドイツ、ファシズム・イタリアと結んだ場合何を得るのか?何を守れるのか?
ナチス・ドイツは何を目的に戦争を?
ファシズム・イタリアは何を得ようと戦争を?
「これがホロコーストか?」・・・ホロコーストはユダヤ人迫害・大量殺戮
それに対して、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチが聞き取った人日は、
主としてドイツ占領下のベラルーシ人(白ロシア人)など。
人口・住民数ではマジョリティの人々に対する迫害・殺戮
拙著『ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆 1941-1942』から、
地域別犠牲者の割合など、
幾つかの史料を紹介。
犠牲の地域的な差は、何を意味するだろうか?
イスラエル、エルサレム「アイヒマン裁判」
4月23日公開・・・映画「アイヒマンショー」
映画の内容のあらすじ
この映画の宣伝を兼ねたトークショーの紹介
ドイツ人と世界の人々がホロコーストを知る重要なきっかけとなった裁判
第四回
現在のヨーロッパンの一大問題=難民問題
その多様な形態・それぞれの歴史的背景・比較素材など
(第三回の補足をはじめに、感想・疑問の紹介コメント)
ユルゲン氏の父エアハルト・モサック氏は第2次大戦中にナチス武装親衛隊に所属。パナマに移住した
後、米中央情報局(CIA)に情報提供者になることを持ちかけ、対キューバ諜報(ちょうほう)活動に従事した
戦後混乱期・・・「経歴」を変え、別人になりすます!
最も有名な事例が、アイヒマン
しかし、他にも・・・
難民問題
非白人移民排斥のネオナチ運動とそれに抗する人々
スウェーデン、ドイツ、オーストリア、オランダなど。
「大戦末期から戦後にかけての1千数百万のドイツ人難民と
今日のドイツの難民受け入れとの関連性がなお不明」
東ヨーロッパらのドイツ人追放はなぜ起きたか?
民主主義の成熟した戦後西ドイツ
それを可能にした諸条件は?
ケルブレ『冷戦と福祉国家』の一つの主要な強調点
戦後ドイツの、そして、戦後ヨーロッパの特質
・・・同時に世界の大きな変化
ヨーロッパ諸国の脱帝国化・非帝国化、非植民地化・脱植民地化
(目次参照)
その半世紀にわたる努力(民主主義の成熟)の結果が、1989年の「壁の崩壊」
その重要な前提・・「経済の奇跡」
50年代から73年までの長期の高度成長
(ケルブレ著、II 繁栄と冷戦)
(逆に、ナチスの権力掌握は、世界経済恐慌の影響下、
すなわち、大量失業・大量破産・絶望的な大量の市民)
民主主義の成熟過程でのドイツ国民の戦争認識
「ホロコースト」(人種差別・人種殺戮)の冷酷な現実の認識
1950年代終わりごろまでは、「沈黙」
戦後期(1945-49・50) (目次参照)は、
ドイツから海外に「移住」した人の数が非常に多かった。
ナチ親衛隊など、戦争犯罪の組織とされ、追及されることを怖れて!!
非ナチ化の追及の厳しさ!!
その一人がアイヒマン
第五回
(感想・疑問等の紹介とコメント・説明)
ポーランドのユダヤ人
中南米のドイツ人
第六回
前回感想・疑問・テーマ設定・コメント
この間に入手した情報(ミュンヘン現代史研究所)
・・・アメリカ軍と元ドイツ国防軍との協力1945―1961に関する新しい研究
「清潔な国防軍」イメージの形成過程
ドイツ再軍備との関係
「清潔な国防軍」神話の批判・克服の歴史(国防軍犯罪展)
移民問題
ヨーロッパの移民統計
ケルブレ著のメッセージの一つ:
ケルブレ著『ヨーロッパ社会史』第8章 移民
ケルブレ著『ヨーロッパ社会史』
戦後ヨーロッパの特徴・・・・移民流入地域・移民受け入れ地域としてのヨーロッパ
脱植民地主義・非植民地化の世界と宗主国の関係
高度成長のヨーロッパ経済と労働力需要の関係
第七回
前回講義の感想・疑問・テーマ・コメント
『帰ってきたヒトラー』
映画『帰ってきたヒトラー』
現在の移民は、中東、北アフリカ、アフガニスタンなどの激変・内戦
生活生命の危機が重要な要因・・・難民
人々を押し出すプッシュ要因
難民・・・政治的難民と経済的難民
政治的難民・・・政治的に迫害を受けた人々
政治的難民は、民主主義と自由のために受け入れる、という基本原則。
個々の人が、政治的難民か経済的難民かの区別・判定には、時間がかかる。
長期的傾向
ヨーロッパ諸国・・・移民を多かれ少なかれ受け入れる長期的傾向。
労働力でも、高度技術・資格を持った人々は受け入れる姿勢
単純労働は阻止。
長期的傾向の諸要因は?
人々を引き付けてきた諸要因は?
ヨーロッパ諸社会・諸国の魅力は?
ヨーロッパ社会の諸特質は?
その収斂と相異は?
ケルブレ著『ヨーロッパ社会史』
・家族
・労働
・消費と生活水準
・価値変化と世俗化
・社会環境(労働者環境・農民環境・小市民環境)
・社会運動・市民社会
・福祉国家
・都市成長、都市生活、都市計画
・教育
家族の在り方、その変化は?
正体がばれたナチ・親衛隊員は?(アウシュヴィッツ裁判)
フランクフルト「アウシュヴィッツ裁判」
映画「顔のないヒトラー」
ケルブレ著102ページで書かれている戦後裁判
戦後裁判の最大のものは、もちろん、ニュルンベルク裁判(極東における東京裁判)
主要戦犯と
継続裁判
第八回
ベルリン・ヨーロッパユダヤ人の悲劇記念碑・映画
前回感想カード紹介・コメント
ヨーロッパ―戦後の労働における変化
第九回
前回感想カード紹介・コメント等
ヒトラー最後の日々(6月9日午前零時、6月19日5時BS)・・・初回に見た人の感想あり。
オーランド大量射殺事件をトランプ候補のように「イスラム教」と結びつけていいのか?
真実を、しっかりした証拠を確定して、見出した時、何が分かるか?
犯人オマールが、ISに忠誠を誓ったメッセージを犯行直前に送った、という情報がある。
他方でm犯人オマールが、当同性愛クラブの「常連だった」という証言もある。
何が本当の原因か?
イスラム教の信者と「イスラム過激派」との違い・・・バングラデシュの事件は何を示すか?
期末論文報告・日程・順序・リスト
ヨーロッパの消費・生活水準・価値観・格差の相互関連と変化
第十回
カーショー『ヒトラー』上、図書館に入りました。
報告日程・順序
欧米と日本における格差に関する補足
アメリカにおける人種間格差(イエレンFRB議長)
米国の人種間での資産格差の拡大は「極めて憂慮すべき現象だ」
前回講義に関する感想・質問等コメント
冷戦とは?
ケルブレ『冷戦と福祉国家―ヨーロッパ1945〜89年』
「第一次世界大戦とロシア革命」・・・ボルシェヴィキ革命
ボルシェヴィキ・・・コミュニスト・コミュニズム・マルク主主義
これまでのコメントで説明できなかったところの補足
(ヒトラー・ナチスにおける反ユダヤ主義と反マルクス主義の結び付き)
ソ連とは? ボルシェヴィキ革命とは?
ソ連の中心的イデオロギーとは?
(マルクス主義・レーニン主義・スターリン主義・インターナショナリズム)
19世紀中ごろから20世紀前半における革命運動・ロシア革命・ドイツ革命)
第十一回
前回感想疑問・コメント
カーショー『ヒトラー』下も、図書館に入りました。
期末論文作成に参考になる最新テキスト
『教養のlドイツ現代史』(ミネルヴァ書房、2016年6月刊)の紹介
イギリス国民投票で独立党が勝利し、EU離脱に。
アイルランド共和国の離脱派が国民投票要求
ウェールズの民族党(プライド・カムリ=ウェールズ党)も、独立を求めて運動加速を声明。
ヨーロッパ諸国のEU懐疑派のさらなる興隆・上昇!?
各国のEU支持率の低下
EUはどうなる?
日本の金融・証券市場が示した反応は、24日株価暴落・ポンド安・ユーロ安(円高)
第十二回
学内シンポジウム「今こそ考える―これからの日本の社会と政治」(7月8日18時から21時)
学内シンポジウムの紹介(7月17日午後)
前回講義・4人の中間報告・感想
期末論文の構成等(ファイルの3、4の項参照)
第十三回
期末論文の構成等(ファイルの3、4の項参照)
前回講義・4人の報告についての感想等
イラク戦争・・・大義なき侵略戦争
その結果、10万人以上のイラク市民の犠牲
イラクおよびシリア等その周辺地域の荒廃・現在の難民大量発生の根本原因
イギリス独立調査委報告(http://www.iraqinquiry.org.uk/the-report/)
労働党のコービン現党首は同日、イラク戦争は「軍事的な侵略行為だった」と非難し、
英国の外交方針に「国際法と国連の権威の順守」を据えるよう要求。
当時のブレア首相が労働党出身であることから、現党首としてブレア労働党政権の「破局的な決断」を謝罪
第十四回
前回期末報告に関する感想・コメントなど
第十五回
前回報告に関する感想とコメント
(期末論文ー提出日ープリントアウト版と電子版、3と4の項目に注意)
歴史・小説・映画、日々のニュースにおける真実と嘘の関係
ねつ造事件・ねつ造記事・・・過去の教訓
ナチス政権下総選挙最中における
「国会放火」事件(1933年2月27日)とその後
私の最新の論文
「ヴェルサイユ体制化ドイツ航空機産業の世界的転回―ナチス秘密再軍備前提を考える―」
掲載史は、明治大学国際武器移転史研究所『国際武器移転史研究』第2号
戦後イスラエル建国とパレスチナ難民問題
ドイツ・ユダヤ人などのパレスチナ移住・アラブ世界の反ユダヤ主義
テキスト表紙・裏表紙の写真の説明:
2009年―平和革命20周年、とは?
世界経済の現段階とヨーロッパ
両大戦間とはどんな時代?
世界列強の帝国主義・植民地主義
世界分割と再分割をめぐる闘い
(1934-35年の世界分割状況)
列強の戦争の時代、他方で、民族独立の運動の世界的展開
世界戦争とホロコースト(大きな流れの中で把握)
前回の続き…テキスト序文・序章および打第一章 1945年の頃を理解するために
1945年の民族追放・移動と国境線の変更
第二次世界大戦の戦死者統計(軍人と民間人)の提示・国別に違い、そしてその意味をめぐって
ヨーロッパの戦後出発点の時点を考える
第二次世界大戦で600万人のユダヤ人が犠牲に
その地理的分布は?
その意味は?
2015年4月22日のニュース
アイヒマン(ユダヤ人移送担当課長)・・・アルゼンチンへ亡命
・・・戦後のアイヒマン裁判・・・テキスト102ページ
アウシュヴィッツ裁判、その他
過去の直視・反省は、難しい課題・問題
「慰安婦問題」…日韓における深刻な溝