第28回(1月21日) 定期試験







第27回(1月7日)
 
 ミニテスト 
 
 前回ミニテストコメント
  
 前回感想コメント


  テキスト第12章 現在のグローバル化を考える    12章PPT

  平和革命・・・冷戦体制崩壊 (2009年科研費調査旅行の際の成果の一つ

 総括-歴史の大局的流れをどうつかむか-21世紀世界を見据えて


 E.H.カー『歴史とは何か』(1961年)における「現代へのl転換
  それからの半世紀









第26回(12月17日)

 ミニテスト

 前回ミニテスト・感想等に関するコメント

 原爆―世界大戦の終結と米ソ二大陣営の冷戦―核軍拡競争―核戦争「核の冬」の危機―現時点は?
 (広島・原爆ドームほか




 アンケート(最後のいつもの感想を書くの時間に、一緒に)




テキスト第11章 第三世界の模索    PPTファイル







参考資料:ハルトムート・ケルブレ著永岑監訳
        『冷戦と福祉国家―ヨーロッパ1945〜1989年』
        日本経済評論社、2014年3月刊(予定)
        目次
        監訳者あとがきから  




第25回(12月10日)
  ミニテスト

  前回ミニテストに関する簡単なコメント



テキスト 第10章 冷戦体制
                  の残りの部分

 冷戦体制下のヨーロッパ

ケルブレ著『ヨーロッパ社会史』より、二つの統計
 



内戦から中華人民共和国の成立へ (20131126ファイル





テキスト第11章 第三世界の模索    PPTファイル








第24回(11月26日)

ミニテスト

前回ミニテスト・コメント


 「特定秘密保護法案」・・・ヒトラーが強行した全権委任法に似た性格

    秘密の指定も、秘密の判断も、公開の可否も、首相をはじめとする行政機関に集中したもの・・・・国会議員さえも「秘密」の内容を知りえない法律

    しかも厳罰規定・・・・公務員だけでなく、新聞テレビ等の報道機関も、処罰の対象となりうる曖昧模糊とした行政・官僚・その頂点にある首相と内閣に絶体的に有利な法律

    朝日新聞、毎日新聞、東京新聞など参照。
    齋藤美奈子さん(著名な文芸等評論家、成城大学経済学部浅井良夫教授のゼミ卒業生)の法案反対の声

    貴重な意見の数々は、下記HP参照。
    特定秘密保護法案反対​のサイ



   サンフランシスコ講和条約(52か国が参加。51年9月8日調印、52年4月28日発効、48か国。ソ連・ポーランド・チェコスロヴァキア、インドは署名・調印せず。中国はアメリカの反対で不参加)における領土規定
   全文・東大東文研版

   日ソ共同宣言(1956年10月)

   日本の国連加盟(1956年12月)・・・2006年に50周年記念

   日ソ共同声明(1991年4月)





テキスト 第10章 冷戦体制

戦後体制・・・・東西分断・・・ドイツ分割占領・ベルリンの壁

 冷戦体制下のヨーロッパ

ケルブレ著『ヨーロッパ社会史』より、二つの統計
 



内戦から中華人民共和国の成立へ (20131126ファイル







第23回

 ミニテスト

 前回ミニテスト・感想についての簡単なコメント


日中戦争(関係地図)


  「日ソ中立条約を破った」(??…いかなる意味でか??)ということをどう評価するか?

  北方領土はどうなのか、という問題。

 北方領土は?」

1.日本の北方領土は、千島列島全体、という主張・立場もある,。

  (武力によって奪ったものではなく、千島樺太交換条約で平和のうちに日本が取得、
   したがって太平洋憲章の理念・原則により、すなわち領土不拡大原則により、
   ソ連は日本に千島列島全体を返還すべきである、との主張・立場が成り立つ)

2.しかし、戦後日本は、ポツダム宣言を受諾した。無条件降伏によりポツダム宣言を受け入れた、という点から出発すべきである。

  そのポツダム宣言、それに基づくサンフランシスコ講和条約における千島の扱いは? 千島放棄・・・国際的約束

  ポツダム宣言は、米英ソが連合国として打ち出したものであり、米ソの関係が良好な時期のもの、米国はソ連に対日参戦を迫る最後の詰めの時期。

  サンフランシスコ講和条約の時期には、冷戦が始まっており、ソ連はこの講和条約に署名していない。


3.日ソ共同宣言(1956年)…平和条約締結の暁に、歯舞・色丹を返還。


4.米ソの対立、冷戦体制下での、米国の態度の変化(日ソ接近を阻止すべく、歯舞・色丹返還でソ連と合意するなら、沖縄は米国領土にする、云々)

  日本は、歯舞色丹のほか、国後、択捉も返還を要求。
         
   孫崎氏の整理と主張


 前史としての北海道・千島列島・樺太の状態

 前期第8回講義を想起







 インド問題(つづき)

 インド独立運動・独立の達成(PPTファイル) (Version2

 長期の変化(経済成長の様相と特徴)

 最近のインド経済の発展

 
 日本の経済構造・就業構造の大局的変化











第22回

 ミニテスト

 前回ミニテスト・感想についての簡単なコメント


 NHKドキュメンタリー『国際スパイ・ゾルゲ』後編の視聴・・・日本の日中戦争から世界戦争への突入の経過



インド問題(つづき)

   インド独立運動・独立の達成(PPTファイル) (Version2) 


   

















第21回

  ミニテスト 設問①の地図  前回配布の地図・・・日中戦争(関係地図)に関する問題

  前回ミニテストへの簡単なコメント


     特にノモンハン事件(1939年5月―9月)と欧州情勢に関連して


     『大戦の秘録―独外務省の機密文書より』



    1939年8月の独ソ不可侵条約(・・・ただし、ヒトラーは、1940年12月18日には、対ソ奇襲攻撃の秘密命令「バルバロッサ」を発令・・・・41年5月15日までに対ソ攻撃準備を完了せよ)
 
         日ソ中立条約日ソ不可侵条約とも。1941年4月調印、5年間の有効期限)・・・ソ連は日独両国との二正面戦争を回避する必要性から、日本は対米牽制を図る目的で、互いに中立を守ることを約束。


      ゾルゲ電報…ゾルゲ事件

       ゾルゲ『ゾルゲの見た日本』、『国際スパイゾルゲの真実ほか



      1940年春、ナチス・ドイツ軍の西部への侵攻(電撃戦、オランダ、ベルギー、フランスの占領)

           日本軍部内に武力南進論が台頭・・・1940年9月(日独伊三国軍事同盟)、フランス(ヴィシー政権)との交渉成立を待たずに武力進駐開始(北部仏印)。


      1941年7月2日の御前会議の「南北統一作戦」(表向きと実際)…「北に備えつつ」、実際には、南(仏印)へ進駐

           7月、日本は対米英戦を念頭に、南部仏印への航空基地設置をフランス側に要求、進駐を実施。7月29日の日仏議定書(日本の仏印進駐を認めさせた)。

           これにより、米英とと日本の対立は決定的なものとなった。






















インド問題

 イギリスのインド支配への道

   インドの独立運動・独立の達成  2012-11-22PPT(スライドショー) (PPt97-2003) (ppt-presentation)


   インド経済の発展

   日本の経済構造・就業構造の大局的変化









第20回
  
 ミニテスト

 前回ミニテストへの簡単なコメント


   テキスト第9章帝国主義とアジア(テキスト第9章

   地図(1912-1944の日本の大陸侵略、および大東亜共栄圏) 


   中国と日本の関係(辛亥革命から第二次大戦終結まで)


   辛亥革命ー満州国(関係地図)

   日中戦争(関係地図)

      ノモンハンと独ソ不可侵・ヒトラーのポーランド侵略・独ソによるポーランド分割  

      軍事費と政府債務 岡崎12


   「大東亜共栄圏」(関係地図)









第19回

  ミニテスト

  前回ミニテストに関する簡単なコメント

    ①ユダヤ人の犠牲者数・・・1942年末までと1945年5月のドイツ敗北までの違い

    ②ホロコースト意味

    ③絶滅収容所での「特別処理」、すなわちガス殺を隠ぺいする言葉・・・移住、疎開。


  国連の理念・世界人権宣言





テキスト第9章帝国主義とアジア(テキスト第9章

   地図(1912-1944の日本の大陸侵略、および大東亜共栄圏) 



対華21か条

満州事変―日中戦争―「大東亜」戦争

中国と日本の関係(辛亥革命から第二次大戦終結まで)





尖閣問題一周年の時点で、「尖閣問題」を考える・・・・歴史と現在

 
 靖国神社に百数十人の自民党などの議員の参拝・・・「自国の戦死者を悼む」

 しかし、戦争による犠牲者は日本人だけではない。とりわけ、日本が他国に軍を進めて戦場とした中国などアジア諸国にもたくさんの犠牲者がいる。

 そうした戦争の被害者に対する追悼の気持ちはどうなるか?
 自分の国の犠牲者だけを悼むことでいいのか?


 戦争の原因、経過など歴史の重要な事実をしっかり直視する努力が必要であろう。

 尖閣列島の施政権と領有権はどうなっているのか?

 尖閣列島の領有の歴史的経過・事実関係は、どうなっているのか?

 アメリカは、なぜ施政権と領有権を分けて、領有権に関しては、日本と中国・台湾との間に主張の違いがあることを前提に、それら当該国で解決すべきとしているのか?


 この問題での日本を代表する諸研究をきちんと検討する必要がある。


最新の矢吹晋(横浜市立大学名誉教授)の見解の紹介


  最近の著書


尖閣問題に関する年表・重要な日中の主張のデータ(朝日新聞尖閣諸島 過熱する主張)

竹島問題に関する年表・重要な日韓の主張のデータ(朝日新聞すれ違う主張 過去の経緯からたどる


領土問題での新聞報道から(20121011)

中国の立場・主張・・・明・清の両帝国(冊封体制)の周辺諸民族に対する支配の正当化?

  現在の中華人民共和国(1949年成立)は、明・清の帝国の支配領土を、正当だと認め、世界に主張するのか? 
  そこに帝国意識・大国意識・少数民族抑圧合理化の意識はないか?

  第二次大戦後の国際秩序・国連憲章・その理念・原則は、帝国・大国による弱小国家・弱小民族に対する支配・植民地主義を否定しているのではないか? 
  日本国憲法は、それを踏まえているのではないか?

  「固有の領土」、歴史をさかのぼることに含まれる諸問題(内乱や戦争の原因)

  第二次大戦後のイスラエルの建国は、いかにして正当化されたか
   イスラエルはいかなる世界的勢力関係のなかで、どの国・どの勢力によって支持・維持されてきたか?



-相互理解-相互交流-意見交換など理性的手法の追求:

「日中歴史共同研究」報告書(日中原文が一冊、翻訳版が一冊、計2冊)
    (Pdf版外務省HPよりダウンロード可)
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/rekishi_kk.html
    (冊子態の2冊も、送料600円で入手可能)

    この日中共同研究の解説・紹介・成果と今後の課題について、

   笠原十九司編『戦争を知らない国民のための歴史認識―
    『日中歴史共同研究<近現代史>』を読む』
勉誠出版社、2010年12月





尖閣に関連して、北方領土はどうなのか、という問題。
 北方領土は?」

1.日本の北方領土は、千島列島全体。
  (武力によって奪ったものではなく、千島樺太交換条約で平和のうちに日本が取得、
   したがって太平洋憲章の理念・原則により、すなわち領土不拡大原則により、
   ソ連は日本に千島列島全体を返還すべきである、との主張・立場)

2.戦後日本は、ポツダム宣言を受諾した点から出発すべきである。
  そのポツダム宣言における千島の扱いは?
  ポツダム宣言は、米英ソが連合国として打ち出したものであり、米ソの関係が良好な時期のもの、米国はソ連に対日参戦を迫る最後の詰めの時期。

3.日ソ共同宣言(1956年)…平和条約締結の暁に、歯舞・色丹を返還。

4.米ソの対立、冷戦体制下での、米国の態度の変化(日ソ接近を阻止すべく、歯舞色丹返還でソ連と合意するなら、沖縄は米国領土にする、云々)
  日本は、歯舞色丹のほか、国後、択捉も返還を要求。
         
   孫崎氏の整理と主張














第18回
   ミニテスト

   前回ミニテストに関するコメント

   前回感想に関するコメント


国連憲章 

国連憲章の旧敵国条項(第五十三条、第百七条)に関する質問主意書  答弁本文

第53条

  1. 安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。
  2. 本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。

第107条

この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。



1995年の国連総会における削除決議…賛成多数…ただし批准国は3分の2に達していない。





テキスト第9章帝国主義とアジア(テキスト第9章

   地図(1912-1944の日本の大陸侵略、および大東亜共栄圏) 

対華21か条

満州事変―日中戦争―「大東亜」戦争















第17回 
    ミニテスト



    ミニテストと感想に関するコメント

     日本やドイツは過去に今から見たらあまりいい印象でないことをやっていた」…具体的にはどのようなこと?

     「それは、連合国軍も同じである」とは、具体的にはどんなこと?

         ・・・・「ユダヤ人移送(疎開)と特別処理(ゾンダーベハンドルング)


   前回配布メモ(配布メモ)で説明できなかったところ:

       前回感想等へのコメント:革命的な科学的発見とノーベル賞、
                    科学の戦争への利用、科学者の戦争への協力・・・科学者は何を行い、何を行えないか?
                    一般国民の戦争への協力は?

                     科学を戦争の道具にするのはだれか?
                     科学者か政治家か? 


    補足説明メモ(前回配布のメモ)

    (テキストに収められた地図

     ①独ソ戦・・・ドイツが侵攻した地域

     ②絶滅収容所(固定型ガス室)の場所

     ③東方ドイツ人の追放地図

     
     全面敗退ヒトラーの最後

     全ドイツの連合国による占領・・・ドイツ無条件降伏…1945年5月8日

     分割ドイツ・・・・分断ドイツ


テキスト8章ファシズムと第二次世界大戦(PPT)

 連合国の反撃・枢軸国の敗退と第二次大戦の終結

  1. 戦後世界秩序の原理・理念は?

  2. ヤルタ協定は?

  3. ヤルタ協定によるドイツの領土は?

  4. ドイツの無条件降伏はいつか?  
    ヒトラー暗殺計画(1944年7月20日)・・・・ヒトラー自殺(1945年4月30日)
    軍需大臣シュペーア回想録

  5. ポツダム会談・ポツダム宣言は何を目指したか?






テキスト第9章帝国主義とアジア(テキスト第9章

   地図(1912-1944の日本の大陸侵略、および大東亜共栄圏) 

















第16回(配布メモ
    ミニテスト 
     
    前回ミニテスト解答へのコメント・・・特に、移動型ガス室に関する史料(治安警察部局の極秘資料)に関連して。


    現代史、現代政治史、現代社会史、現代経済史・・・・現在の利害と直結してくる。利害と真実との関係。


            歴史認識の欠如
                    ・・・体験者世代・・・・加害者側(責任のある側)・・・忘れ去りたい、記憶を抹消したい
                                         →過去を否定したい、なかったことにしたい・・・否定論の潮流(勢力)
                                 
                    ・・・歴史の勉強をしていない・・・・無知・・・加害者側の思うつぼ
                                      ・・・過去を隠したい人々は、過去の真実が暴かれたり、
                                         過去の真実を次の世代が勉強したり研究したりしてほしくない。
                                         過去の自分・自分たち・自分の国や民族のいいことだけを知ってほしい、
                                           過去のいいことだけをたくさん見つけ、記憶してほしい。
                                         →過去の美化


            これらに対して、被害者側・・・過去の真実をできるだけ明らかにし、
                               過去の被害、過去の失敗、負の遺産をきちんと見据えて、
                               現在と将来を作り出していこう・・・真実探究解明の潮流(勢力)。



        重要資料(史料)・・・秘密文書・・・・加害者側は、隠そうとする。戦争末期に、ドイツでも日本でもかなり多くの資料が焼却された。

                     しかし、戦争末期には、加害者側は、右往左往、逃げることに精いっぱいで、焼却などできなかったものも多い。

                      また、戦争に負けると思わない段階では、重要資料を疎開させ、保存した。・・・ドイツの場合。
 
                      ドイツの諸官庁の膨大な資料(秘密文書)が、米英ソの進駐軍によって、没収された。
        
                      その中型とくに重要なものが探し出され、戦後のニュルンベルク裁判で利用された。
                                 
                          日本進駐後に米軍が没収した文書は、極東軍事裁判(東京裁判)のためにも。


                      アメリカが没収した大量の文書は、すべてマイクロフィルムに収められたのち、1960年代になって、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)に返還された。


                      西ドイツは、それ以降、秘密資料がドイツの加害責任を明らかにするものであることを十分承知の上で、
                          また、アメリカとの約束にしたがって、研究者に全面的に公開し、自由な研究を可能にしてきた。

                    現在の所蔵文書の区分:
                       コブレンツのドイツ連邦文書館(戦後ドイツの中央諸官庁の文書9

                       ベルリンのドイツ連邦文書館(1860年代から1945年までの諸中央官庁・ナチス関係諸組織の文書)

                       フライブルクのドイツ連邦文書館(軍事文書館…軍関係文書)

 




第15回
  夏休みの調査旅行・・・麻生発言を皆さんはどう判断しましたか?


  日独関係1930年代―45年


  ひめゆり平和祈念館のアニメ「ひめゆり」


  前回感想

  前回感想・疑問から
    ①質問ですが、コミュニストっていうのはなんですか?・・・・Communistは、漢字で訳すと、共産主義者、ということです。

     ボルシェヴィキは、ボリショイ劇場でしられるように、ボリショイ(大きな)と意味がもとで、ロシア社会民主労働党の多数派(大きい方の派閥・グループ)という意味。少数派のメンシェヴィキに対するもの。
     このレーニン率いる多数派(ボルシェヴィキ)は、第一次大戦で世界の社会民主党・社会民主労働党などが、戦争協力したのに反発し、コミュニスト・パーティ(共産党)を設立。
     したがって、ボルシェヴィキ=コミュニスト=共産主義者、ということになります。

     ヒトラー・ナチ党は、このコミュニスト=共産主義者を自分たちとは相いれない敵として、もっとも厳しく弾圧。

     ユダヤ=ボルシェヴィキという決めつけで、コミュニスト(コミュニズム)=共産主義者(共産主義)がユダヤ人の教えであり、ユダヤ人が広めたもの、諸悪の根源は、したがって、ユダヤ人だ、としたわけです。

     ヒトラー・ナチスの思想構造 




    ②「あまりききとれなかったが、スターリンがノモンハンから30個師団を3か月も時間をかけてドイツへ攻めさせた?のはすごいと思った。」

       補足説明メモ

       前回配布の地図(テキストに収められた地図



       詳しくは、私の研究室HP「ホロコーストの論理と力学」を参照されたい。





第14回

  前回講義にかする質問:1936年秋の党大会で発表したヒトラーの「4カ年計画」の目標・目的は何か?
                  


  テキスト第8章続き: 講義メモは前回配布のものの後半部分。


  「平和的」(ただし武力を背景に脅迫)領土拡大から武力的領土拡大へ

  1937年12月の秘密会議記録(ホスバッハ・メモ)

  「帝国水晶の夜」-チェコスロバキア共和国解体ーポーランド攻撃ーデンマーク・ノルウェー占領から西部戦線ーバルカン戦線-対ソ戦「バルバロッサ」ーホロコースト 





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第13回 
  前回講義に関する質問: ヒトラー率いるナチ党(ナチス、国民社会主義ドイツ労働者党、NSDAP)は、
  1928年5月20日の選挙の時、得票率は、全国で、つぎの何パーセントだっただろうか?

  ①2.6%
  ②18.3%
  ③37.3%
  ④33.1%

  あなたが選んだ答えの理由は? なぜ,そのパーセントか?


 テキスト第8章
  ヒトラーとは? 世界恐慌→権力掌握→秘密再軍備→4カ年計画→平和的領土拡張→武力的領土拡大
  











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第12回
   前回講義に関する設問: ネップはどのような理由で導入されたか?


    講義(テキスト第7章)第一次世界大戦とロシア革命の続き


   前回感想に関するコメント
    
     ヒトラーとは? 「20世紀の30年戦争」(チャーチル)との関連・・・・第一次世界大戦と第二次世界大戦との連続性・関連性


   






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第11回

 前回講義に関する質問:ブレスト・リトフスク講和とは、どことどこの講和か?
 
 
 前回感想に関する追加説明: 「三国干渉の屈辱」から、第一次大戦のときの「日独戦争」へ

   
 前回講義の続き: 第7章 第一次世界大戦とロシア革命

  ロシア・ボリシェヴィキ革命のその後

  ドイツ11月革命




日露戦争のときと第一次世界大戦のときの違いについて補足。
         (日本に対する共感を持った諸国・人民・・・ポーランドトルコ、インドなど・・・のち幻滅)

         (オスマン帝国の圧政からのギリシャの独立の戦いへの共感の側面・・・バイロン賛美)

          人種の優劣意識・人種主義(優等人種による劣等人種に対する支配の正当化)





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第10回

  前回講義に関する質問: 帝国主義の時代にアフリカで独立を維持しえたのはわずか2か国だったが、どことどこか? 
                   また、東南アジアで独立を維持しえたのは、その国とは?

 

  前回講義でやりのことしたこと(テキスト第6章講義メモの後半から)


 
 第7章 第一次世界大戦とロシア革命



  世界の不均等発展―統計(補足)

  最新の独仏共同通史(翻訳書)からの地図・ポスター・統計など




 




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第9回

 前回講義に関する質問:フランツ・エッカートが作曲した有名な歌(曲)は何というか?
                 なぜ、その作曲者のことをほとんど誰も知らない(教えられない)と考えますか?


 テキスト第6章講義メモ 


 日本の短期的な軍事力構築が可能だったのはなぜか?
 
  武器移転の歴史的意義・・工業力・科学技術の移転の特殊形態と相互関係

  小野塚知二「兵器はなぜ容易に広まったのか―武器移転規制の難しさ―」


  1900-05年の東アジア(列強の中国における勢力範囲) 



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第8回

  前回講義に関する質問:


テキスト第4章
国民国家の確立(領土画定)・領土膨張

  ドイツとイタリアの国家統一

  国民国家とナショナリズム

  国民国家を形成できた「大民族」「多数派民族」とそれら国民国家に支配され、あるいはその中でマイノリティになった諸民族


  アメリカとロシアの領土膨張(共和制と帝国)


  世界と幕末明治維新の日本・・・・テキスト第5章

  日本における近代的国家=国民国家の創出(「維新」、(王政復古」)
  ・・・・国際関係における「万国公法」
   (国と国の間のルール、国際法・・・近代ヨーロッパ諸国が作り上げた国際関係を律する法体系)  


第5章
第1節 19世紀半ばの世界情勢日本の開国・開港


第2節 世界は「円くなった」-日本の開国の世界史的意味①-
 開国を求めたアメリカ側の事情
 幕府側が通商条約締結に踏み切った理由


  日本とドイツ(オランダ経由、プロイセンおよびその他の諸邦、そしてドイツ帝国




第3節 東アジア国際秩序の変動

 近隣関係の再設定

 境界領域の領土化・・・・国民国家と領土

  北方の境界画定
    1855年の日露和親条約では樺太は日露の共有とされ、アイヌ、日本人、ロシア人の雑居状態
    1869年に明治政府は蝦夷地開発のための開拓使を設置し、北海道と改称
    1875年の千島樺太交換条約・・・樺太全島はロシア領、千島諸島は日本領に。

  南方の境界画定 
    琉球・・・江戸時代・・・薩摩藩の支配下・・・しかし、「薩摩口」を通じた「異国」との位置付け。
          しかし、薩摩藩は、対中貿易の利益の収奪を目的として琉球に中国との冊封関係維持も命じていた。  
    廃藩置県・・・琉球の地位の変更の必要
    1872年、明治政府は琉球国王尚泰を藩王として冊封する詔書を出して琉球藩設置
          ・・・清朝中国との冊封関係維持も認める・・・・・・両属関係
    1874年の台湾出兵・・・両属関係の清算、日本への完全編入の方向へ。
    1875年、琉球に清朝への朝貢停止を命令。
    1879年には現地での反対を押し切って琉球藩の廃止を断行、沖縄県を設置



 東アジアの伝統的国際秩序への挑戦
 


 東アジアの帝国主義国家への急速・短期間での転化 

  1889年の憲法発布や翌年の議会開設など、法制度・政治制度の近代化

  1894 日清戦争勃発・・・朝鮮をめぐる日清間対抗の結末
    
     日清戦争の結果:
     清朝中国は朝鮮に対する宗主権を喪失。東アジアの伝統的国際秩序の崩壊

     日清戦争により海外領土(台湾)を獲得

       日清戦後の義和団事件に際して列強一員として出兵

   1904-05 日露戦争・・・ロシアの勢力を後退させた。大陸進出の拠点獲得。

   1910年に韓国を併合。





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第7回

   前回講義に関する質問:「付加価値」とは何か?   WebClassでの回答


   ドイツ連銀総裁の懸念-日銀の政策に対して。
   (「悪い金利上昇」と「良い金利上昇」とは?)



   今回はテキスト「第4章産業革命とブルジョア革命」の後半


   イギリス市民革命(ブルジョア革命)…17世紀中ごろから名誉革命まで。

   アメリカ独立革命(イギリス王政からの決別、共和制)

   フランス市民革命(ブルジョア革命)・・・18世紀末葉…1789年〜

   ドイツ市民革命(ブルジョア革命)…1848年



   市民革命と国民国家
  
   ブルジョアが市民全体・国民全体を代表する政治改革・・・・封建制の諸制度の打破。

   近代的資本の活動の自由・・・営業の自由・商取引の自由・私的所有の保障

   

   イギリス産業革命の衝撃・・・・ヨーロッパ大陸諸国の対応(国民国家建設、その国民国家による近代化・産業化・機械制大工場の導入・機械制生産システムの導入・定着) 

   イギリスとヨーロッパ諸国の切磋琢磨・産業と市場の競争・・・・・その圧力が世界に拡散

   世界各地で先進ヨーロッパ諸国による植民地化・モノカルチャー化が進行


   世界経済の不均等発展


   この段階でのグローバル化の進行・・・・世界の広い地域が巻き込まれ、植民地化、原料生産地域へ・・・・従属型経済構造

    ・・・・アジア停滞論(アジアに関する悲観論)・・・マックス・ウェーバーの議論(プロテスタンティズムと資本主義の精神の相互関係、これに対する仏教、儒教、ヒンドゥー教など。世界宗教の経済倫理)


   

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第6回

 前回講義に関する問: 江戸時代オランダが限定的とはいえ滞在と貿易を許された理由は?


   
 前回感想・回答に関するコメント:




現代経済の重要な特徴の一つは、世界的な技術革新・イノヴェーション

FRB議長バーナンキの言葉(2013年5月18日マサチューセッツ州のバード大学卒業式で講演):技術革新の見通しに楽観的見解

議長は「貿易とグローバル化が新製品の潜在的市場規模を拡大させている中で、革新的製品あるいはプロセスで一番となることの経済的見返りも急速に拡大している。手短に言えば、革新に対する人類の潜在的可能性とインセンティブはともに、今が過去のどの時代よりも大きい」と述べた。



現在の世界と重商主義・産業革命・ブルジョア革命の時代との違いは?


重商主義とは?

重商主義戦争の時代から産業革命・ブルジョア革命の時代へ

 テキストの「第4章 産業革命とブルジョア革命」

 1.産業革命
   産業革命の原因とプロセス
     
産業革命とは?  機械制・大工場・・・・動力・伝導機構・作業機…生産システムの根本的変化

                   社会構造の根本的変化・・・農民の没落・都市への流出・工業都市の膨張・工場労働者の膨張・都市化

     
前提諸条件は何か? 植民地、海上覇権、重商主義政策(重工主義政策・・・ドイツのフリードリヒ・リストが剔抉・・・リストの『経済学の国民的体系』)
                     工場制手工業の発展、国民的産業の発展、
                     農業革命

    
   世界システムの再編

    
イギリスが「世界の工場」へ・・・・その過程で、世界に二つの対極的タイプの経済システムが形成される
                         国民経済形成型・・・・
フランス、ドイツ、アメリカ、そして遅れて、日本
                         植民地・モノカルチャー型・・・・典型的・・・インド













    機械制大工業と工場労働者階級の形成




   
 資本対労働、対立的側面(テキスト60ページの図)



付加価値=剰余価値+賃金=新しく追加された労働

付加価値率・・・・日本の法人企業統計における変遷(1960年代から2010年代)

労働生産性・・・・労働生産性とは、従業員一人当たりの付加価値額を言い、付加価値額を従業員数で除したもの

キーワードで見る法人企業統計

法人企業統計年報特集(H23年度)



    
生産力の上昇・競争圧力・技術革新・・・ 
    
過剰生産・恐慌・失業(相対的過剰人口)・・・・循環的経済変動(景気循環)
        ・・・・・近代資本主義確立以降、現在に至るまで貫徹する法則性

          
グローバル化・世界的競争による出現形態の変化

    
資本主義に固有の矛盾・・・・あくなき利潤追求・・・・コスト削減
     ・・・(コストの中の人件費削減・・・・働く人びとの「消費の削減・抑制・・・市場拡大の抑制要因



    
資本蓄積の必然的発展・・・・・Cf. 総資本利益率の統計















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第5回


前回感想の件(14日の講義時間開始後10分間まで、記入可能とした)



前回説明補足:

 「悪貨は良貨を駆逐する」(グレシャムの法則)とは?
    
    ・・・貨幣改鋳の歴史(貨幣鋳造権・・・国家・・・・その領域、時代による変遷、一例:中国


 「良貨が悪貨を駆逐する」とは?



現代日本、現代経済は、世界秩序の中でどういう歴史的位置にあるか?


テキスト 第3章 日本と西洋との出会い(テキストのレジュメ)


それ以前の日本の東アジアにおける関係

   中国の冊封体制(「朝貢―冊封制度」と、そこでの日本の独自の位置
   
     日本は中国歴代王朝の冊封体制の中で周辺の層
   
       ・・・・・・日本の独自性・独立性


  「倭」政権(弥生時代に邪馬台国を中心とした多くの倭人の政権)

→「大和」政権(4 世紀後に出現した統一政権)

→「日本」政権(7 世紀初めに出現し、大化の改新を経て確立)
 
  中国『隋書』の記載・・・・「大業三年(607 年)、其の王多利思比孤、使(小野妹子)を遣わして朝貢す。其の国書に曰く、日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや云云。」  

 「日本」という言葉の意味は、中国古代の最も早い字書『爾雅』に由来する。『爾雅』では、中華の先人の方位概念を表す時、東方を「日下」と呼ぶ。その作者は「日下とは、日の出ずる処を謂う。其の下の国なり。」と言う。そして所謂「日本」とは、即ち「日の出ずる処」という意味。これを日本(大和政権)は採用。中国に対して、国名とする。

 小国の意味の、倭国を忌み嫌う・・・自尊心・・・・日本・・・・1060 年頃に中国で編纂された『新唐書』、その「東夷伝」の記述:「倭の名を悪み、更めて日本と号す。」

  720年に成立した『日本書紀』…日本の主体意識、明確に。

   その記述:

   「東蝦夷悉く朝貢す。即ち蝦夷を役して道を作らしむ。」(応神天皇三年)

   「高麗人、百済人、任那人、新羅人、并びに来朝す。」応神天皇七年)

 日本が朝鮮半島においてある程度の宗主国の地位を確立し、それによって中華帝国に対してはその力を示して勢力範囲を分割できるようにし、さらには朝鮮半島諸国を属国とする小冊封体制を打ち立てようとした


  隋唐時代・・・・遣隋使・遣唐使・・・・その後、遣唐使…日本独自文化

  日本国内における権力関係の変遷・・・武家政権

  「建武の中興」…南北朝分裂

  明代に日本の南朝の懐良親王(かねよししんのう/かねながしんのう(『明実録』では「良懐親王」と記す)と北朝の足利義満とを「日本国王」に冊封・・・14 世紀後半から15 世紀中期にかけて、日本はまだ完全には中国の王朝を頂点とする冊封体制のつながりから免れることができなかった。

  明王朝が日本の将軍足利氏を「冊封」して「日本国王」としのは、海賊「倭寇」を討伐することを基本的な契機としたものであり、足利氏が封号を求めたのは、対中貿易のため。
  日本の皇室と、幕府の役人とを問わず、皆これについては相当に不満。そのため、そのような封号はまもなく停止され、その歴史的効果も限定されたもの。


世界秩序概念としての「華夷」概念・・・・

 朝鮮半島や日本列島の民族も、かつて自己の文化を「華」と言い、周辺の他の異文化を「夷」と言った。

 江戸時代の日本型華夷秩序には、以下のようないくつかの特徴がある。第一に、中国の王朝との「対等」な地位を努めて保持しようとした。第二に、全面的な海禁を行った。第三に、周辺においては、朝鮮、琉球、アイヌや、さらには遠くオランダに至るまでの「位階制」的性質の「華夷秩序」を理念として樹立。




















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第4回

前回講義の簡単な確認
 問1:パクス・モンゴリカとマルコ・ポーロとの関係は?
 問2:レコンキスタと大航海時代の関係は? 
 問3:地理上の発見では後れを取ったイギリスがスペイン・ポルトガルに優越していくのはなぜか?
 問4:『国富論』の冒頭の章(分業)を見てみましたか?



 前回の問いに対する回答(優れた回答の一つ)に関連して・・・・「リオリエント」といわれる現実をどう理解するか?
    リオリエント

 



  テキスト第2章 後半、近代国家と主権国家体制の成立

   その理解のために、また、今日の発展を歴史的に理解するために
   
    社会の経済的発展と政治的発展、そして通貨の発展の関係 




目次




通貨とは?

貨幣の発生・発達の歴史は?

通貨の信用の基礎にあるものは?

その信用を「一目瞭然」にするには?


「悪貨は良貨を駆逐する」(グレシャムの法則)とは?・・・貨幣改鋳の歴史



貨幣・・・・基礎は、商品の発生(生産)と商品交換・・・・・自給自足経済では貨幣の不必要。自給自足の程度が高ければ高いほど。貨幣不必要。

      商品交換の発達段階に応じた価値表現・価値評価・交換手段の発達・・・・世界各地で古い時代からさまざまの貨幣が発生した。

      貨幣商品としての金・銀・・・・・世界各地で古くから、そして現代にいたるまで、重要な貨幣商品。

      貨幣が表現する価値の特質と金・銀との相互関係




第二次大戦後〜1970年代初頭・・・ブレトンウッズ体制、IMF体制
      








テキスト 第3章 日本と西洋との出会い














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第3回

 前回講義の簡単な確認(問い:前期的資本の「前期的」の意味は?それと近代的資本との違いは?)

 
 前回感想(ヒトラー思想と自分の考えとの違い)に関連して一言・・・戦前の日本における狂信・・・天皇の神格化、戦後日本における天皇の人間宣言 


 グローバル化の段階的発展(テキストの確認)・・・・世界経済の形成過程・発達過程(世界経済の形成と発達の諸段階)


第1章

 13世紀の「世界経済」…8つの大きな経済圏(テキストの地図)


 モンゴルのユーラシア大陸各地への侵攻、モンゴル帝国の形成(地図)
 


  ヨーロッパにおける「アジアの野蛮」に対する恐怖
     ・・・・ルーマニアの事例(ハンガリー王国支配下の北部ルーマニア、ドイツ人手工業者・商人の招へい・入植) 


   「モンゴルの平和」(「パクス・モンゴリカ」)のもとでのイタリア商人・・・マルコ・ポーロ(テキストの地図参照)


中世遠隔地貿易の特質は? 「ほぼ資本主義」のような状態とは?


 商品の特徴
  遠隔地貿易、軽量・高価、各地域の特産物・珍品・貴重品…奢侈品
  都市(中世都市)においては、注文生産=顧客生産、狭い限定的市場、親方・職人・徒弟による生産 










第2章 世界システムの形成と近代国家の出現(テキスト第2章概要

 1.近代世界システムの形成 

地図1







   大航海時代を切り開いたのは、スペインとポルトガル・・・・なぜか?

  
     しかし、近代的産業資本は、スペインとポルトガルでは誕生せず、発達しなかった。・・・・なぜか?

     
 
 
     三角貿易(テキスト、地図2、35ページ)    

     新大陸が必要とする大量商品(「雑貨」)の生産はどこで? その生産システムは?

      
     「都市」の手工業に対する「農村」工業
        ・・・・大量生産・低コスト・大衆市場

           マニュファクチャー(工場制手工業)の生成・発展…その生産力優位の原理(協業に基づく分業

           アダム・スミス『国富論』(『諸国民の富』Wealth of Nations)・・・冒頭の章
    

      近代的産業資本の基礎にある原理は現代でもますます貫徹している・・・・現代経済の基礎にある原理(協業に基づく分業)







 2.近代国家と主権国家体制の成立

   封建的国家から絶対主義的君主制を経て近代的国家へ 

        官僚機構と常備軍
        中央集権
        徴税
   




























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第二回 
     簡単な前回講義の内容確認
     
     グローバリゼーションのさまざまの次元(宇宙史、地球史、生物史、人類史、・・・・)と本講義の対象限定




     最近500年における加速度的人口増加



     500年間をいくつかの段階に分けて、グローバル化の進展を把握する。・・・・テキスト 序章 参照


     地球上の不均等発展


大体の流れ・・・基本的発展の概観・・・近代・近代資本主義の歴史((西洋におけるその生成と発達、世界的普及)

 
    地理上の発見(15世紀末―16世紀初め)とその諸結果・・・(1)資本主義的世界体制の形成の時代(1492-1770)

          西洋諸国における重商主義戦争・絶対主義と国民国家形成の前提条件の成熟



     欧米における二重革命の時代(ブルジョア革命=市民革命と産業革命)((2)パクス・ブリタニカの時代1770〜1873)



     帝国主義・植民地主義の時代・世界覇権をめぐる列強の戦い・世界戦争(第一次)への突入((3)帝国主義の時代1873〜195)

          世界戦争(第一次大戦)・社会主義革命・世界経済大恐慌・第二次世界大戦



     冷戦体制・植民地解放・第三世界の台頭((4)冷戦の時代 1945〜1989)



     「ベルリンの壁」崩壊・ソ連東欧の解体・現在の世界=経済((5)現在のグローバリゼーション)



  近代資本主義とは? 近代的資本と前期的資本
                近代的資本主義(生産様式)(資本・賃労働関係)の日本における発展傾向
           


  幾重にも重なる支配=従属の歴史(一例、バルカン半島)(ロシアの場合―日ソ歴史学シンポジウム記録より)



    テキスト 第一章  もうひとつの「世界史」―「近代世界システム」以前の「世界」

           近代…近代資本主義

           近代までの資本主義は?  どのような資本主義がどの程度発達していたのか?































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第一回  講義概要

       シラバスの簡単な説明

       成績評価の留意点など。

       特に、WebClassを活用して、毎回簡単な感想等を書いてもらうこと。